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ブルース進行では無いけどブルースセッションで扱われる曲について
ここではブルースの12小節進行とは大きく外れるけど、ブルースセッションで歌われる曲について書いてみようと思います。
とはいえ、こういう書き方をすると実際なんでもありになってきます。
そこでここで取り上げる曲は「セッションでよく取り上げられるブルース進行ではない曲」と、「基本的にはセッションで取り上げられないものの僕が遭遇した事のあるブルース進行ではない曲」の二つについて書いてみようと思います。
よく取り上げられる曲については、基本的には知らないまま遭遇してから復習という感じで後からチェックすれば大丈夫なものです。
とはいえ、まったく何も知らない状態だと少しびっくりされるかもしれませんが「こういうのもあるんだな」くらいに思ってこのブログや他サイト様で確認すれば大丈夫です。
一方基本的にセッションで取り上げられないものは、いきなりこういう曲に遭遇する心配はまず無いと思って大丈夫です。
こういう曲は、お店のセッションホストの方に委ねられてる面も大きい部分かと思います。
たとえばホストの方とお知り合いのシンガーとして活躍されてる方がセッションに遊びに来た時などに、ホストの方がメンバーを手配して対応できるメンバーがいればやってみるといった感じです。
それと、ソウルとカテゴライズされてるようなミュージシャンでブルースと親和性が高めのミュージシャンの曲とかだと僕らセッション参加者から「近い」と感じられるような曲であったりします。
なので自分が参加したセッションでこういう曲に遭遇する事はほとんどないかと思いますが、「こういう曲もあるんだ」程度に読んで頂けたらと思います。
また、このブログでは他のカテゴリに分けてブルースセッション定番曲を紹介しています。
関心のある方はこちらから是非ご覧ください、ブルースのスタンダードには楽しい曲が沢山あります。
セッションで取り上げられるブルース12小節進行ではない曲
エイント ノー バディ ビジネス
エイントノーバディビジネスはブルース12小節進行ではない曲ですが、セッションでの遭遇率は高い曲でとても人気があります。
フレディキングやビービーキングを始めロバートJrロックウッド等々物凄い数のスターブルースマンが歌っています。
個人的にはオーティススパンがピアノを弾きながら歌うエイントノーバディビジネスは、歌の第1声だけで完璧に持っていかれます。。
サッチモに通じるものがあると思うのは僕だけでしょうか。
どの映像で見たのか覚えていないのですが、オーティススパンが「ブルースを見たものはいない、でもその存在はみんな知っているんだ」とむちゃくちゃかっこよく話している映像を見てから、僕もブルースやっていいのかなと勇気づけられてとてもファンになりました。
他にもベッシースミスやビリーホリデイといったジャズのレジェンドもこの曲を歌われている事から、アメリカではジャンルを超えたスーパースタンダードのようです。
ブルースセッションではこの曲は12小節進行では無いにも関わらず、凄く頻繁に取り上げられます。
ですので覚えておいて損はないと思います。
基本的にセッションで取り上げられないがブルースマンになじみのあるブルース進行ではない曲
ゾーズ ロンリー ナイト
この曲がブルースセッションで取り上げられる事は少ないと思いますが、しかしニューオリンズの音楽をブルースと同様に垣根無く演奏される方もいらっしゃりブルースセッションで取り上げられる事がありますのでこの曲は知っておいた方が良いと思います。
音源はつい先日お亡くなりになってしまいましたドクタージョンを紹介します。
ドクタージョンはブルースに留まらずニューオリンズの音楽を今に伝え、グラミー賞も数回受賞しているスーパースターです。
日本の片隅に住んでいてニューオリンズの音楽に詳しく無い僕にもわかりやすい形でニューオリンズの音楽と接する事ができるのは、ドクタージョンの偉大な功績なんだろうと思います。
ドクタージョンの曲は「IKO IKO」がとても有名かと思いますが、僕はブルースセッションでここで紹介しているゾーズロンリーナイトを演奏した事を通してドクタージョンの事を知りました。
ご冥福をお祈りします。
セイムオールドブルース
しかしブルースセッションに来られる方の多くはこの曲を知っているとてもメジャーな曲です。
この曲はとにかくフレディキングの印象がものすごく強いです。
でも人によってはエリッククラプトンの演奏の方が身近な方も多いと思います。
それと、僕は知らなかったのですがゲイトマウスブラウンも取り上げていたのですね、これを書くに当たって調べていたらゲイトマウスの演奏を取り上げているサイト様があってそちらではじめて知りました。
ゲイトマウスブラウンとフレディキングといえばやはり「ザ・ビート」というアメリカのTV番組での共演映像が思い浮かびます。
その番組のDVDの事を知って手に入れてこの二人の共演映像を見たときのワクワクは今でも覚えています。
「ザ・ビート」の司会の方(白人)は心からブルースが大好きでDVDのラストで物凄く楽しそうに踊っているシーンを覚えています、youtubeで探してみたけど見つかりませんでした。もう一回みたいなぁ。
しかし今はyoutubeで本当に様々な貴重映像が簡単に見れます、もの凄い時代になりました。
フレディキングは「ハイダウェイ」という歌のないインストナンバーでもヒットがあり、歌だけじゃなくギターでもブルース界で頂点に立っている中の一人です。
またマジックサムともとても親交が深かったそうです、一流同士ならではのわかりあえるものがあったのでしょうか。
レジェンド同士の親交の話はなんともわくわくしてきます。
ちなみに僕はセッションでこの曲に遭遇した事はありません。
なのでせっかく覚えてもなかなかやる機会は無いかもしれないです、やるなら自分で歌うかバンドを組んでライブでやるかした方が早いかもしれません。
しかし人気は絶大な曲ですので覚える価値はとても高いと思います。
ジー ベイビー エイント アイ グッド トゥ ユー
しかしジャズのボーカリストさんやライブ等で活躍されている方がセッションに来た時等で、ホストの方からのリクエストに応えて歌われる形で耳にする事があるだろう曲だと思います。
ジャズシンガーさんへのリクエストでたぶん多いのは「コード進行が少し変わる曲編」で取り上げた「ルート66」や「レット ザ グッド タイムズ ロール」辺りかなと思いますが、ブルースファンの間ではこのジーベイビーも人気のある曲だと思います。
ジーベイビーはビリーホリデイのようなジャズレジェンドも歌っていれば、ジョンスコフィールドのような越えてはいけないぎりぎりを攻める(というか越えてる)ジャズのスーパースターも取り上げています。
ブルースファンの間ではTボーンウォーカーが歌っている事で身近なものになっているかと思います。
Tボーンって音しか知らなかった時期が長かったのですが、映像を始めて見た時にイメージとまったく違ってた事を覚えています。
Tボーンウォーカーはジャズギタリストのチャーリークリスチャンと親交が深かったそうで、ブルースとジャズそれぞれの分野でパイオニア的存在だった二人が親交があるという話はワクワクせずにはいられないです。
Tボーンにとってはジャズも身近な存在だった事でジーベイビーを歌う事も自然だったのかなと想像します。
それとみんな大好きレイチャールズも歌ってます。
こんな感じの曲なので進行は覚えてなくてもこういう曲があるというのは知っておいていいと思います。
ちなみに僕はこの曲をやった事が無く、また暗譜も出来ていない為譜面無しでは弾けません。
オン ザ サニー サイド オブ ザ ストリート
この曲もブルースセッションではまず取り上げられない曲だと思います。
もしブルースセッションで取り上げられる事があるとしたらジーベイビーと同様な感じかと思います。
それでも取り上げたのは僕が個人的に大好きだからです、すみません。
4小節目の切なさが個人的にツボです。
この曲もジャズ界の錚々たるレジェンドの方々の歌や演奏が沢山残っているので検索で困る事はないかと思います。
とはいえ、僕はこの曲は色々な方がライブ等で演奏してるのを見て知ったので思い入れのある音源は無かったりします。
ナットキングコールやフランクシナトラといった巨匠の録音があるので音源探しは困らないと思います、どれを聴いても良いと思います。
ブルースマンの録音て何があるんだろと調べてみたら技巧派ギタリストのロニージョンソンの録音を見つけました。
ただ、ロニージョンソンの録音はインストで歌はありませんでしたがラグタイムがかった伴奏の上で粋な単旋律から和音ソロプレイが満載で面白いです。
ロニージョンソンはヨーロッパで行われた「アメリカンフォークブルースフェスティバル」というブルースのDVDにも登場するブルースマンで、演奏はとてもスタイリッシュで凜としたギターを弾かれる人です。
是非チェックしてみてください。
ジョージア オン マイ マインド
ジョージアオンマイマインドも、普段ブルースセッションで取り上げられる事はまずないと思います。
でもこの曲はあまりにも有名過ぎるのでブルースセッションに参加されてる方の多くは知っている曲だと思います。
僕が遭遇したことのあるのは、ブルースセッションはどんな感じなのか見学に来て普段はジャズセッションで歌で参加しているとホストの方に話して「それなら是非歌って!」という流れでこの曲を歌われた方がいた事があります。
こうなるとホストの方から僕たち参加者へ「ジョージア行ける?」みたいな話になってどたばたしてお店全体でにぎやかな感じになったりして、全員で力を合わせて頑張るみたいなノリになって楽しいです。
とはいえ、この曲も僕は譜面無しでは弾けないのでこういう時に暗譜出来ているととてもカッコよくかつ頼もしく思えます。
この曲はもはや紹介しきれないくらい沢山のミュージシャンによって歌われ演奏されていますが、僕の中ではなんといってもレイチャールズの印象がむちゃくちゃ強いです。
でも、アメリカではこの曲はジャンルを超えた国民的な曲のようです。
たとえセッションで演奏する事はなくても一人部屋で弾いているだけでもとても楽しいですので時々気分を変えたい時などに弾いてみるのもいいと思います。
まとめ
この記事では「他ジャンルから歌われる曲」という括りでセッション定番曲を紹介してみました。
ブルースに慣れるまではどの曲がどの曲かわからないと思いますが、全てを把握している必要はまったくありません。
当然僕もとても全てを把握できているとは到底言えません。
この記事で紹介した曲はまったく知らない曲であった場合コード進行を初見演奏でこなさなければならなくなると思いますが、上手く対応できれば良いのですがもし大きく失敗してしまったとしてもそんなに気にしないでください。
責任感の強い方であればこの事を少しひきずってしまうかもしれませんが、セッション参加者さんのほとんどの方は経験している事ですのでまったく気にする必要はありません。
どんどん参加してどんどん失敗していってください、そして経験した失敗は繰り返さないように演奏後に曲について教えて貰いに行ったりこの記事を参考にしてしっかりと復習してみてください。
この記事が少しでも参考にして頂けてお役に立つ事がありましたら本当に嬉しく思います。
ブルースセッション定番曲はカテゴリに分けて紹介しています、もっと定番曲について知りたい方はこちらからご覧頂けたらと思います。
ブルースセッションでよく歌われる定番曲について紹介しています
お約束がある曲・12小節進行から少し外れる曲・有名なストーミーマンデー等も紹介しています
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