【 目次クリック(タップ)で目的の項目へ飛べます 】
こんにちは。
ここではブルースハープ(ハーモニカ)を始めたばかりの方へ向けてブルースセッションでスローの3連ビートの曲でえるフレーズを紹介します。
スロー3連のリズムのフレーズは2つの記事にわけて紹介してみます、これは1つ目の比較的シンプルなフレーズを紹介する記事になります。
紹介するフレーズは基本的にはソロでもバッキングでもどちらでも使えるものだと思います。
より面白いフレーズは「ブルースハープ初心者の方へセッションで使えるフレーズの紹介⑦スロービート-2」の記事で紹介していますのでよければこちらもご覧頂けたらと思います。
ブルースハープ初心者の方へセッションで使えるフレーズの紹介⑥スロービート-1
僕はギターでブルースハープの奏法に関してはまったく解説が出来ないのですが、とはいえブルースハープは楽器を問わずブルースを演奏する人にとってはとても身近な楽器です。
なので僕の中にあるブルースハープの方の演奏のイメージを、ブルースレジェンドの名盤に残っているハーピストの演奏と確認しながらギタリスト視点でフレーズを紹介します。
ブルースセッションにまだ不慣れなブルースハープの方へ実際に使われているフレーズを知る事でセッションに参加するハードルが下がったらいいなぁと思って自分なりにまとめてみました。
参考にしたブルースの名盤と併せて譜面と音サンプル音源を使ってフレーズを紹介しています。
フレーズに著作権が及ぶのかわからないのですが問題にならないように音源を参考に汎用的と呼べるようなフレーズを紹介するように心がけていますので音源とまったく同じフレーズを紹介しているものではありません。
ただしここで紹介しているフレーズをヒントにすれば音源で実際に使われているフレーズもきっと簡単に耳コピーで音を拾えると思いますので是非ブルースの名盤に耳を傾けてレジェンドの演奏から実際に学んで頂きたいと思います。
素晴らしい演奏が出来るようになる為にはご自身の大好きな音楽の模倣は通らなければならないものだと思います。
この記事が少しでもその学びの参考になったらと思っています。
またブルースハープは奏法・吹き方による感情の表現が極めて重要だと思います、他の楽器にも言えるのですがブルースハープはギター等よりもこのウェートが際立って高いと個人的に思っています。
ですので気持ちが入っていないとブルースレジェンドと同じフレーズを吹いてみても吹き方次第でぱっとしない演奏になってしまう事も多いと思います。
譜面に表せないニュアンスなどが沢山ありますので是非音源に耳を澄まして感じ取って頂けたらと思います。
また全てのサンプルは音源のキーとは別にAのキーにしたものも載せてありますのでフレーズの対比や比較に役立てて頂けたらと思います。
紹介フレーズの補足
紹介しているフレーズに関しては次のサンプルのように全てシングルノートのフレーズにして紹介しています。
しかし和音にして迫力のある分厚い演奏にしたい時があると思います。
シングルノートのフレーズの厚くしたい時はほとんどの場合はフレーズにコードのルート音を足したりフレーズの3度下の音を足す事で次のように音が厚くなります。
ブルースの名盤の演奏では和音で音を分厚くした演奏が沢山あります。
フレーズを和音化して吹く事はその時その時の感情に合わせて行えると思いますのでここで紹介するフレーズは全てシングルノートで紹介させてもらっています。
フレーズの紹介
スロー3連のフレーズ①
こちらのフレーズはマディウォーターズの有名なブルースの1つのロングディスタンスコールで聴かれる演奏を参考に紹介します。
このブログのブルースハープの記事全てに言えるのですが、特にスローの曲だとフレーズで魅せるというよりも音色やベンド・ビブラートで聴かせる演奏が凄く多い印象でフレーズ紹介の記事はあまり意味を為さないような気がして悩んだのですが音使いだけでも参考になればと思って書いています。
ここで僕がパターン化したサンプルもマディの音源とはフィーリングがかけ離れていて作っていてもなんだかピンと来ませんでした。
さらに僕がハーモニカの奏法の解説が出来ないので尚更この記事で伝えられる事が少なくほとんど価値がないかなと思いつつ記事を書いています。
こんな理由から使われている音は参考にして頂いて、ブルースフィーリングやニュアンス等は音源の演奏を手本として細部に至るまで是非感じ取って頂けたらと思います。
次のサンプルがキーをAにしたものです。
スロー3連のフレーズ②
こちらのフレーズもマディウォーターズの音源から参考にさせてもらいました。
スローブルースに限った話ではないですが「休符」を生かす事はとても大事だと思います。
特に鳴らしたいわけではない時にいたずらに鳴らして音で埋めるよりも「弾かない」事の方が音楽的な事はとても多いと思います。
このサンプルもスタンディングアラウンドクライングで聴かれる演奏を参考に音を引いてみました。
ブルースセッション等でソロの時に音を鳴らさないというのは実際にはとても難しいです。
僕も意識していてもので手が音を鳴らしてしまします。
マディの音源を聴いて是非選択肢の1つにしていただけたらと思います、僕もがんばります。
次のサンプルがキーをAにしたものです。
スロー3連のフレーズ③
こちらのフレーズはビッグウォルターの演奏を参考にさせて頂いて僕なりにパターン化してみました。
ビッグウォルターは音が強いというか鋭いというか、他の楽器の中に埋もれずに抜けてくる強い音色で演奏される印象を持っています。
ブルースハープの技術的な事は何も言えないのですが、それでもレジェンドの中で見てみても技術的には頭1つ抜けている印象を個人的には思っています。
またタンギング等は目で見る事が出来ない為技術面の習得は相当難しいのだろうと思うのですが、ビッグウォルターのエッセンスが少しでも垣間見れる演奏をするときっとセッション等でもいい演奏をするねと評価を得られるんじゃないかなと思います。
次のサンプルがキーをAにしたものです。
スロー3連のフレーズ④
このフレーズもビッグウォルターのソロ演奏を参考にさせてもらいました。
この曲でもビッグウォルターは長い音符の所では和音による細かなビブラート演奏をしていますが、基本的にはシングルノートでフレーズをキメられています。
いたずらに和音で雰囲気に合った演奏にいかずにシングルノートで魅せてくれるのが本当にかっこいいと思います。
ビッグウォルターの場合はシングルノートで攻める事で和音による演奏がさらに輝きを増している様に思います。
次のサンプルがキーをAにしたものです。
まとめ
この記事ではブルースセッション等でブルースハープがスローの3連ビートのブルースの時に使える比較的シンプルなフレーズ紹介しました。
より面白いフレーズは「ブルースハープ初心者の方へセッションで使えるフレーズの紹介⑦スロービート-2」の記事で紹介していますのでよければこちらもご覧頂けたらと思います。
最後にこの記事で紹介したフレーズを、テンポを合わせて全てAキーにしたサンプルを並べてみますのでフレーズの比較等に使って頂けたらと思います。
コメント