ブルース好きじゃない人にとってのブルースセッションの価値について

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こんにちは。

ここでは普段からブルースを好んで聴いていなかったり特にブルースを詳しく知らない人にとってのブルースセッションの価値について書いています。

「好きだから」「楽しいから」という事でブルースセッションに通っているのであればお伝えする事は無いのですが、僕はブルースセッションにはじめて参加した時は特別ブルースのファンではありませんでした。

それでも僕がブルースセッションに通うようになったのは「有益」だと思ったからです。

この記事ではこの事について書いてみます。

これからブルースに取り組もうかなという方にとって参考になったら嬉しいです。

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ブルースセッションの価値について

今バンドが解散してバンドで演奏する環境が無いという方や、楽器を始めたばかりの方にとってはブルースセッションはとても価値があると思います。

演奏力は持っている技術をしっかりと発揮できるようにする為の「バンド慣れ」している状態になっていないと力を発揮できない面があると思います。

バンド

そんな方にとってはブルースは特に関心ないけどバンドでの演奏慣れをしたいとか、ブランクが長くなるのを避けたいといった理由からブルースセッションを活用する事は大いにアリだと思います。

また、ブルースが好きな方でなければ普段の演奏がブルースばかりという方はいないと思います。

J-POP、ロック、R&B、ジャズ等々色々な音楽があって自分の好きなジャンルがあると思います。

そしてもし今熱中している音楽が黒人音楽との接点があるのならブルースに取り組む事は「ルーツミュージック」としてきっとその音楽と繋がってくると思います。

ブルースに商業的な価値を見出せる人はもはやいないんじゃないかなと思いますが、好きなアーティストを遡るとブルースに行きつく事は多いと思います。

好きな音楽に黒人音楽の要素が薄いようであればお勧めは出来ないですが、そうでないならブルースに取り組む事やブルースセッションに足を運ぶ価値は大いにあると思います。

そこで、「バンド慣れ」の観点と「ルーツミュージック」の観点からブルースが特別好きじゃない人にとってのブルースセッションの価値について書いてみます。

楽器を始めた人にとっては絶好の演奏機会である

ここでは「バンド慣れ」についてブルースセッションが有益である事について思う事を書いてみます。

セッションはブルース以外にもジャズのセッションやインストのセッションもありますが、僕はブルースセッションを一番にお勧めしたいです。

理由は数あるセッションの中で最も「アンサンブルが成立しやすい」からです。

曲の始まり、歌とアドリブのセクションの変わり目、ボーカルさんによる演奏中の仕切り、曲の終わり方、全てにおいて他のジャンルのセッションよりも圧倒的に明確だと思います。

ボーカル

この「ボーカルさんの仕切り」というのもとても大きなポイントだと思います。

他のセッションでは技術的な事ではなく、音楽として成立させる為のハードルが少し高いと思います。

そのハードルとは「演奏者のイメージ(曲)の共有」です。

特にジャズセッション等では、曲を知らないとセッション慣れしている人でないと楽しむという所までは行けないと思います。

そういう意味からはブルースはシンプルなループなのでとてもハードル(≒イメージの共有)が低いです。

これは簡単という意味ではありません。

ブルースの進行はとてもシンプルなので思考を今どのセクションなのかというような「曲の進行」に費やす割合が低くなり、結果的に「演奏する事」に集中しやすいという意味です。

バンド演奏は当然1人でするものではありませんので、ただ譜面を追いかけたりするのではなくイメージの共有が出来ている方が確実に楽しくて有意義になります。

自分の強みや今の自分が出来る演奏がわかる

他の人と演奏する事で、自分が得意な事や今の時点で自分が出来る演奏がわかるようになります。

今出来る演奏というのは部屋では弾ける(吹ける)けど、人と合わせると出来る演奏と出来ない演奏がわかるという事です。

自分の中の引き出しには今まで練習して手に入れた技術や知識が色々と入っていると思います。

しかし引き出しの中身は演奏中に取り出して使えるものと使えないものとに分かれると思います。

そんな中で、あまり熱心に取り組んでいなかった事なのに問題無く演奏できる事ってあると思います。

それは普段取り組んでいないキーでの演奏であったり部屋であまり弾いていなかったのにさらっと出てきたフレーズであったりなど人それぞれあると思います。

それらは「引き出しになんとなく入っていただけ」のものもあると思います、こういうものは「強み」であって思いがけず自覚していなかった得意分野に気付ける事も沢山あると思います。

きっかけ画像

それとは逆に「取り出して使えないもの」というのは、「今出来ない事」と言っていいと思います。

セッションではどんな楽器編成なのか、どんなキーなのか、どんなリズムなのか演奏直前までわかりません。

今までに練習したり他の演奏経験の中で引き出しのなかに入っている技術が役に立つ場面に遭遇できたとしても、その場の判断ですぐに取り出せて使えなければそれは「今出来ない演奏」と言えると思います

これを使えるものにするには失敗経験が一番効果があると思います、「あー知ってるのに!」という経験です。

失敗

セッションは実際に人と合わせる中でさっと引き出せるように鍛える事ができるとても良い面があります。

ルーツミュージックとしてブルースを知る

J-POP、ロック、R&B、ジャズ、ヒップホップ、ソウル、色々なジャンルの音楽がありますがこれらの音楽をやる時にブルースはリズム面でも演奏技術の面でも精神の面でもとても大切な事を学べると思います。

ここで学べる事は譜面では書き表せないフィーリングの面も沢山あります。

雑誌などでもブルースという言葉は今でも至る所で使われていて、音もサンプリングされていて形を変えて今でも使われているようです。

ブルースの魔法は僕には解説は出来ないですが、しかしブルースの特徴は歌心に集約されていると思います。

ブルースはコード進行をそのままなぞっても僕には面白いとは感じられません、なんか古い感じだなという印象でちょっと退屈です。

このコード進行を音楽として昇華させるにはこの進行に心を通わせるアレンジをする必要があると思います。

もし好きなアーティストを遡ってブルースに行きつく事があれば、この退屈な音楽の中に一体どんな魔法(アレンジ)があるのか探してみる事は大いに価値があるんじゃないかなと思います。

今は優れたブルースの本も漫画もありますし書籍からその魔法を探すのもいいと思いますが、それらの書籍からブルースってなんなんだろと思って接してみるのも大いにありだと思います。

そして自分なりの気付きを得られる事があったり、好きなアーティストが影響を受けた部分を見つける事ができたりしたら最高だと思います。

そして、僕はブルースは聴くだけではなくて演奏するべき音楽じゃないかなと思います。

僕は実際に演奏してみなければブルースにここまで熱心になる事は絶対に無かったです。

音源から数えきれないくらいの量のコピーをして実際にそれをセッションで弾いてみて初めてわかった事が山の様にあります

また、日本人がブルースを演奏するなんて黒人が演歌を歌うようなものという考え方もあると思いますが好きなアーティストを追いかけてブルースに行きついてしまったのだからしょうがないと思います。

人は基本的には他の人の音楽を聴いて「これは好き」「これはあまり好きじゃない」という経験を繰り返し、他の人の音楽から自分の好きな音楽を見つけます。

こんな見方からブルースと接してみるのも大いに有意義な事じゃないかなと思います。

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まとめ

ここで書きました「バンド慣れ」や「ルーツミュージック」という観点からブルースに関心を持てましたら、是非ブルースを弾いてみてブルースセッションにも足を運んで貰えたらと思います。

僕はブルースだけを演奏する人ではありませんが、ブルースセッションから沢山の魔法を見つける事が出来ました。

これらの魔法は他の音楽の演奏でも目に見える形では無くても常に僕を助けてくれています。

これを読まれている方も活動の隙間があればブルースセッションに一度足を運んで、ブルースの歌のバックで演奏してみたらきっと何か役に立つ発見があると思います。

 

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