ブルースのベースラインの紹介①シャッフル-1

ブルース初心者の方へのブルースのベースラインの紹介
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こんにちは。

この記事ではブルースに興味のあるベースの方へシャッフルのブルースでよく用いられるとてもオーソドックスなベースラインを使われている音源と共に紹介しています。

ベースを弾く方でこれからブルースを始めてみようと思っていたりブルースを全く知らない方にもわかりやすく伝わる様に心掛けて記事をつくりました、是非読み進めて頂けたらと思います。

ブルースを始めてみようという方はもちろん、他の楽器の方にもベースラインの動きを知る事は有益だと思います。

僕はふと思い立ってブルースでよく使われているベースラインの事を記事にしてみようと思って色々な音源を聴きあさってみたのですが、ベースラインは同じ12小節なのに無限に近いくらいのバリエーションがあって本当に驚きました。

めちゃくちゃ勉強になりました。

そして僕が思う一般的なベースラインが採用されているブルースは本当に少なかったです。

使われるラインはどの曲も何かしら特徴のある音使いをされているものばかりで、こんなにバリエーションがあるなんて知りませんでした。

そんな中から僕が思う汎用性の高いものをタブ譜とサンプルをつかって紹介してみようと思います。

ベース以外の方にもきっと面白い記事だと思いますのでよかったら読み進めてみてください。

なおここで載せているタブ譜は音源のコピー譜ではなく僕の作った音サンプルのタブ譜になります。

この記事はブルースの演奏のヒントにしてもらう事が目的であり、他の曲でも活用しやすくする為により汎用的にしたベースラインを音サンプルと合わせて紹介しているものです。

音源のままのベースラインを勝手に紹介して著作権に抵触してしまうと大変なので紹介しているタブ譜のベースラインはコピーでは無くよく使われる汎用的なものにして他の曲の演奏でも活用しやすいものにさせてもらい、譜面の通りに弾く事で音源の再現にはならないようにしてあります。

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ブルースのシャッフルにおけるベースライン

ベースライン1

最初に紹介するのはラインはとらずにシンプルなルート音中心の大胆なベースです。

キャリーベルのCAREY BELL ROCKSで聴かれるようなものです。

すごくストレートなラインでロック的な疾走感もあってかっこいいベースです。

この曲を通して聴くと1コーラス毎に所々でベースに動きがあるのですが、シンプルなルート音の連続の中にベースの動きが入ると解放的な躍動感を与えてくれていると思います。

僕のサンプルとは違いキャリーベルの音源では10小節目辺りでベースラインが駆け上がっていたりするのですが、これが強烈にかっこいいです、是非音源を聴きこんでみてください。

 

この記事では実用的で使えるものにできたらいいなと思っていますのでこれ以降に紹介する汎用性の高いベースラインは使われている音源のキーでまず紹介してその後に全てのラインをAのキーにしたものを紹介してそれぞれのベースラインを比較できるようにしてみようと思います。

ベースライン2

このラインはルート音の連続によるベースラインとはノリが全く違う「間」のあるラインです。

ルート音の連続による差し迫った感じはまったくありませんが、しかし気を抜いて弾いているとすごくつまらないベースになってしまうと思います。

そこでオーティスラッシュの音源ではベースラインは4拍目のウラに小さく7thの音を鳴らしてよりグルーヴ感のある演奏をされているようです。

こういう「間」が大切なラインではこのブログで時々書いています以下のイメージのようにウラ拍を後ろへ引っ張って鳴らす事がとても重要になると思います。

速いテンポのルート音の連続よりもよりタイトにシビアに演奏しないと音楽的に面白みがなくなってしまう難しいベースラインだと思います。

このベースをAで弾くとこういう感じになるかと思います、先のサンプルと是非比較してみてください。

 

 

ベースライン3

これはシカゴブルースでとてもよく使われるベースラインです。

ギターのバッキングでもこのベースラインとオクターブでユニゾンしてギターでも使われたりします。

シカゴブルースのベースラインとしてはこのラインはマストアイテムじゃないかなと思います。

このベースラインでも先のサンプルと同様にウラ拍は後ろへ目一杯引っ張って遅らせるとめちゃくちゃかっこいいリズムになります。

 

これをキーをAで弾くとこういう感じになるかと思います、先のサンプルと是非比較してみてください。

 

ベースライン4

このベースラインもブルースの演奏ではとにかくよく使われます。

エルモアジェイムズの音源では2小節目は上がってⅣのコードになっているようです。

音源ではホーンセクションが1つ前に紹介したベースパターンでバッキングをとっている(といっても複数本でより複雑な音使いに聴こえます)のでベースもおなじ演奏をしているのかなと思いますが、よく聴いてみるとベースとホーンセクションは違う演奏をしている事がわかると思います。

ベースがこういうラインでコードを担当してホーンセクションは音楽をプッシュしているような役割分担をしているようです。

そこにエルモアジェイムズが歌とスライドギターで「ギューイー」と入ってきてくるともう胸がいっぱいになります。

 

これをキーをAで弾くとこういう感じになるかと思います、先のサンプルと是非比較してみてください。

 

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まとめ

この記事では代表的なベースラインを4つ紹介しました。

どれもブルースではよく使われるものばかりです。

紹介したベースラインは音源で聴かれるベースラインよりも汎用性のあるものにしたため、面白さは少し薄れているとおもいます。

しかし紹介したベースラインを元に音源を聴きこんでみればきっとそんなに難しく無く耳コピーできると思います、とても面白いので是非音源を聴きこんで色々な秘密を探ってみてください。

 

シャッフルのベースラインはこの記事では紹介しきれないもっと面白くて意外性のあるものが沢山ありますので、「ブルースのベースラインの紹介②シャッフル-2」の記事でもう少し踏み込んだベースパターンを紹介しています。

最後にこの記事で紹介した4つのベースラインのキーAのサンプルをテンポを同じにしたものをまとめて載せてみますので是非違いを確認してみてください。

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