ブルースのベースラインの紹介⑤スロー-1

ブルースベースライン5ブルース初心者の方へのブルースのベースラインの紹介
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こんにちは。

この記事ではブルースのスロービートの曲で使われるベースラインを使われている音源と共に紹介しています。

ベースを弾く方でこれからブルースを始めてみようと思っていたりブルースを全く知らない方にもわかりやすく伝わる様に心掛けて記事をつくりました、是非読み進めて頂けたらと思います。

また他の楽器の方であってもブルースを始めてみようかなという方であればベースラインを知って実際に弾いて(吹いて)みる事はきっと価値があると思います。

なおここで載せているタブ譜は音源のコピー譜ではなく僕の作った音サンプルのタブ譜になります。

この記事はブルースの演奏のヒントにしてもらう事が目的であり、他の曲でも活用しやすくする為により汎用的にしたベースラインを音サンプルと合わせて紹介しているものです。

音源のままのベースラインを勝手に紹介して著作権に抵触してしまうと大変なので紹介しているタブ譜のベースラインは音源のコピーでは無くよく使われる汎用的なものにして他の曲の演奏でも活用しやすいものにさせてもらい、譜面の通りに弾く事で音源の再現にはならないようにしてあります。

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ブルースのスロービートにおけるベースライン①

前回の記事と同様に紹介しているフレーズはすべてキーをAで演奏したものも併せて挙げておきますので是非他のベースラインと比較してご自身のフレーズとして活かしてみてください。

フレーズを同じキー・同じテンポで弾いてみる事でどこがどう違うのかよくわかって活用しやすくなると思います。

スロービートのベースライン1

ブルースベーススロー3

フレディキングの「PLAY IT COOL」は個人的にスローブルースの中で1・2を争うくらい本当に大好きなブルースです。

そしてこのシンプルなベースラインがまた本当に美しく思います、フレディキングの音源のベースはタブ譜のようなパターン化されたものではありませんが最初のコーラスで聴かれるベースラインが個人的に印象的なのでこんな感じのパターンを紹介してみました。

しかし歌のワンコーラス目のベースラインはすごく印象的に思います。

曲を通してもとても素晴らしいベースラインだと思いますのでこれを元に色々と音源に耳を澄ませて音を探ってみてください。

ブルースセッション等でもスローのブルースを演奏する時このパターンを採用したらひとまず安心だと思います。

 

次のものがAのキーでのサンプルです、後に紹介している他のベースラインのサンプルとも聞き比べてみてください。

ブルースベーススロー3A

 

スロービートのベースライン2

ブルースベーススロー5

このベースラインもリトルミルトンの音源で使われている一部分をパターン化したもので、実際にはタブ譜のようにずっと下行するパターンではなくⅣの所などではむしろ上昇するベースが聴かれますし4拍目では次の小節へ向けたフィルなども入っています。

こちらのベースパターンの方が「PLAY IT COOL」で紹介したパターンよりもポピュラーな感じがして使いやすいと思います。

「PLAY IT COOL」もシンプルなベースラインですが頭の2音がルート音のオクターブ跳躍をしているので、1音毎に進んでいくこちらのパターンの方がウォーキングするラインとしてはベーシックなものなのかなと思います。

 

次のものがAのキーでのサンプルです、後に紹介している他のベースラインのサンプルとも聞き比べてみてください。

ブルースベーススロー5A

 

スロービートのベースライン3

ブルースベーススロー1

シカゴブルースらしさのあるとてもかっこいいベースラインです。

オーティスラッシュのライブのインストの演奏なのですが、ベースラインはわりとパターンに沿って演奏されています。

しかしインストナンバーですので曲が進むにつれてオーティスラッシュのギターのテンションが上がっていきます。

こんな時ベースもドラムもつられて演奏に熱が入るのですがこの曲でのベースは一緒にヒートアップする事なくグッと堪えて屋台骨を支え続けています。

とはいえ音楽を支えつつも上がっていくテンションにもしっかりと反応して淡々とベースパターンを繰り返しているだけではない、自分の入れたい音をいれつつパターンも堅持するバランス感覚がとても絶妙で素晴らしいベースが聴けます

ブルースセッションへ参加されているベーシストの方にはお手本になりえる演奏じゃないかなと思います。

 

次のものがAのキーでのサンプルです、後に紹介している他のベースラインのサンプルとも聞き比べてみてください。

ブルースベーススロー1A

 

スロービートのベースライン4

ブルースベーススロー7

このタブ譜のベースラインはイントロソロの2コーラス目で部分的に弾かれているベースラインをパターンにしたものです。

オーティスラッシュの「GAMBLER'S BLUES」も色々な音源が残っていて今は手軽に聴く事ができますが、この音源では1コーラス目のクールなラインとは打って変わり、オーティスラッシュのテンションが上がった事でベースラインも思いっきり強いものにシフトしたような演奏が聴けます。

テンションが上がったことでベースはスタッカート気味のすごく思い切った演奏をしていてバンド全体のテンションをもの凄い事にしています。

音源で演奏されているベースはこんなに単純なものではありませんがこういうフレットのハイポジションでパターンをとる事もとても有効だと思います。

 

次のものがAのキーでのサンプルです、後に紹介している他のベースラインのサンプルとも聞き比べてみてください。

ブルースベーススロー7A

 

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まとめ

この記事ではスロービートのベースラインを4つ紹介しました。

ここでは僕が勝手にパターン化したものを紹介しましたがスローのブルースは他のリズムよりもより自由に演奏していいものだと思います。

なのでここで紹介したものはこのまま使ってもよいと思いますが色々なブルースを聴いてベースラインを探る時のきっかけとして使って頂けたら嬉しく思います。

 

耳でコピーした演奏は、他のキーでまったく同じフレーズを弾いてみるとより理解が深まって自分の引き出しの取り出しやすい所に置かれるようになると思います。
最後に前回とこの記事で紹介した合計8つのベースラインのキーAのサンプルをテンポを同じにしたものをまとめて載せてみますので是非違いを確認してみてご自身のストックに入れてみてください。

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