ブルースセッションでのギターバッキングのやり方④スロービート

ブルースセッションでのギターバッキングのやり方
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こんにちは。

この記事ではブルースセッションで三連のスロービートのリズムで使えるギターのバッキングについて紹介します。

ハブユーエバーラブドアウーマンやスカイイズクライングなどのスローブルースのナンバーで有効なバッキングです。

譜例とサンプルを使って説明していますのでご関心があればどうか気楽に読み進めて頂けたらと思います。

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スローブルースのギターバッキング

キーについて

ハブユーエバーラブドアウーマンはキーがD♭で管楽器がいない編成の時はブルースセッションではあまり用いられないキーですのでスカイイズクライングのキーのDで説明してみます。

キーについてですが、ギターでは#系のキー(GDAEB)の演奏の方が馴染みがあると思います。

ですが管楽器では♭系のキー(FB♭E♭A♭D♭)の方が楽器の構造上とても演奏がしやすいそうです。

トランペットやテナーサックスのドの音は実音ではB♭、アルトサックスのドの音は実音ではE♭となっているそうです。

ブルースの音源でサックスも含めたホーンセクションが参加している音源で♭系のキーが良く使われているのはこの為です。

そしてブルースセッションでも管楽器の方が参加している時は♭系のキーでセッションするととても喜ばれます。

僕たちギターはキーを変える時は指板の平行移動だけで済みますが、管楽器の方は運指がごっそり変わるそうです。

ですのでブルースセッションではギターはキーの変更に柔軟に対応できるようにしておくととても役に立つと思います。

ここではキーはDで説明してみますが是非♭系のキーでも普段から演奏してみて慣れておく事をお勧めします。

キーD以外のバッキングのコードを確認したい時はこちらのページで説明していますので是非ご覧になってください。

汎用性の高いコードバッキング

スローの場合は以下のバッキングが汎用性が高いと思います。

①コードバッキング

②コードバッキング(スライド)

2つ目の前の小節の終わりから小節頭にかけてコードごとスライドする演奏は他のリズムでもとても有効なバッキングです。

スライドを含めたバッキングでは、次の様にコードの一部分をスライドさせるのもとてもよく見られます。

③コードバッキング(オブリ)

演奏のテンションが上がっている時の選択肢

演奏が盛り上がってきてバッキングも上で紹介したような淡々としたものからよりテンションを上げたい時には次のようなボイシングによるバッキングもよく使われていると思います。

④コードバッキング

⑤コードバッキング

4小節目はスローブルースの場合は特にここから盛り上がる事も多いので色々な引き出しを持てておくときっと役に立つと思います。

ここで紹介しているコードのボイシングは全て鳴らさないコードの音数を減らしたボイシングも出来るようにしておく事もセッションではとても役に立つと思います。

練習用のリズムトラックのサンプルを上げておきますので良かったらここで色々と試してみてください。

KEY=D slow 練習用サンプル
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まとめ

ここで紹介したバッキングパターンはそのまま使ってもブルースセッションでは役に立つと思いますが、実際にはその場その場に合わせて紹介したバッキングを組み合わせて演奏内容に相応しいバッキングを選ぶ感じになると思います思います。

その時にツーファイブ進行のバッキングの記事で紹介したボイシングの考え方も併せて用いるときっと独自のバッキングを生み出せると思います。

また、他のバッキングと同様に色々なキーで演奏してみるとギターはただ平行移動するだけなのですが不思議と指板の構造の理解がより深まると思います。

C、D♭、B♭、Gのリズムトラックを上げておきますので良かったら色々と試してみてください。

KEY=C slow 練習用サンプル
KEY=D♭ slow 練習用サンプル
KEY=B♭ slow 練習用サンプル
KEY=G slow 練習用サンプル

さらに、バッキングの際にこちらの記事で紹介しているアイテムで少し腕と手首を動かしてからギターを弾くときっと演奏クオリティが上がると思います。

このアイテムはちょっと変ですが本当にお勧めできますので是非試していただきたいです。

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