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こんにちは。
ここではブルースセッションの8ビートで使える管楽器のバッキングフレーズを紹介します。
8ビートは2つの記事にわけて紹介してみます、これは2つ目のちょっと面白いフレーズを紹介する記事になります。
8ビートのよりシンプルなフレーズは「ブルースセッションで使える管楽器のバッキングフレーズの紹介④エイトビート-1」記事で紹介していますのでよければそちらもご覧頂けたらと思います。
ブルースセッションで使える管楽器のバッキングフレーズ 8ビート-2
僕はギターでサックスやトランペット等は吹けないので奏法の事はわからないのですが、ブルースセッション不慣れな管楽器の方へ実際に使われているフレーズを知る事でバッキングをとるハードルが実例を知る事で下がったらいいなぁと思って自分なりにまとめてみました。
実際にサックスやトランペットが参加しているブルースの音源を参考にしてフレーズをピックアップしてみました、参考にした音源と併せて譜面とサンプル音源を使って紹介しています。
譜面は音源のコピー譜ではなく僕が用意した音サンプルのフレーズの譜面です。
また紹介している譜面は著作権に触れないように音源のコピーにはならないように心掛けています、ブルースセッションや他の演奏で気軽に使えるように僕なりに簡略化と汎用化をしたものになっていますので音源とまったく同じフレーズにはなっていません。
ただしここで紹介しているフレーズをヒントにすれば音源で実際に使われているフレーズもきっと簡単に耳コピーで音を拾えると思います。
また管楽器は譜面に表せないニュアンスなどが沢山ありますので是非音源に耳を澄まして感じ取って頂けたらと思います。
また管楽器の記事なので譜面もB♭管用E♭管用のものもソフトで簡単に移調できるので用意するべきかとも思ったのですが記事の見やすさと使い勝手の観点からすべて実音のコンサートキーで表記させてもらいました。
また全てのフレーズで音源のオリジナルキーと(実音の)B♭キーの譜面とサンプルも用意しましたのでフレーズの比較や対比などを行ってみてください、きっと理解の面でお役にたてると思います。
フレーズの紹介
8ビートのバッキング⑤
この曲は全体を通してギターもドラムもベースもテンションが高いのですがホーンセクションのフレーズは周りに比べると比較的落ち着いている様に思います。
ホーンセクションとギターの温度差の対比は特に明確だと思います。
フレディキングのギターはむちゃくちゃ熱い演奏をしていてメーターがレッドゾーンに突入しているのに対してホーンセクションはちょっとシリアスなフレーズでクールに一歩下がって後ろを支えていてコントラストがとてもかっこいいと思います。
こういう重厚なフレーズもとても面白いと思います。
次のものがB♭へ移調した譜面とサンプルです。
8ビートのバッキング⑥
ここで紹介しているサンプルも僕なりにシンプルにしたものですが、正確には和音が聴き取れず簡略化したというほうが言い方としては正しいと思います。
アルバートキングの音源では管楽器特有の深みのある和音でとてもいい雰囲気のバッキングを聴く事が出来ます。
ゆったりとした大きな8ビートではホーンセクションがこういう音数が多いフレーズで歌うのはとってもありなんだなと教えて貰える曲です。
次のものがB♭へ移調した譜面とサンプルです。
8ビートのバッキング⑦
こちらのバッキングもアルバートキングから紹介します。
アルバートキングの音源で実際に使われているフレーズの尺は2小節ほぼフルで吹いている長いものですが譜面とサンプルではかなり簡略化してみました。
アルバートキングの音源で聴く事ができるホーンセクションのバッキングはとても大人な雰囲気があって(アルバートキングの歌の要素も大きいのでしょうか)僕には絶対に思いつかないようなフレーズが沢山あって面白いです。
ギターのアドリブにもこういうエッセンスは取り入れてみたいなと思います。
前の1小節でピックアップして、次の1小節でフレーズをキッチリ締めていてすっきりしているフレーズだと思います。
この曲はオリジナルがB♭キーなので別サンプルはありません。
8ビートのバッキング⑧
最後のバッキングもアルバートキングの音源から紹介します。
アルバートキングは8ビートのブルースが沢山あってとても面白くて勉強になります。
この曲は12小節の尺が倍になった24小節のブルースでホーンセクションのバッキングもスケール感も大きくて「大作」という感じがあります。
紹介するサンプルと譜面は僕が勝手に12小節の尺のパターンにしたものです。
またここで聴かれるバッキングの音使いもとても凝っていると思います。
サブドミナントへ行った時に鳴らす音がⅣの7thというのが僕にはとても意外性のある音に感じて物凄く大人な感じというかファンクジャズっぽく聴こえます。
またサンプルと譜面には無いのですがコーラスの最後で元気のある歯切れのよいフレーズが飛び出してきたりします。
アルバートキングが活躍した1970年辺りの当時のジャズやファンク・ソウルのムーブメントも取り入れられているのでしょうか、モダンな雰囲気があってかっこいいです。
是非音源から色々な音を聴きとってみてください。
この曲はオリジナルがB♭キーなので別サンプルはありません。
まとめ
この記事ではブルースセッション等で管楽器が8ビートのリズムの時に使えるちょっと面白いバッキングフレーズを紹介しました。
8ビートのよりシンプルなフレーズは「ブルースセッションで使える管楽器のバッキングフレーズの紹介④エイトビート-1」記事で紹介していますのでよければそちらもご覧頂けたらと思います。
最後にこの記事で紹介したフレーズを、テンポを合わせて全てB♭キーにしたサンプルを並べてみますのでフレーズの比較等に使って頂けたらと思います。
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