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こんにちは。
ここではブルースセッションのスローの3連のビートで使える管楽器のバッキングフレーズを紹介します。
より面白いフレーズは「ブルースセッションで使える管楽器のバッキングフレーズの紹介⑦スロー-2」記事で紹介していますのでよければそちらもご覧頂けたらと思います。
スロー3連のリズムのバッキングは2つの記事にわけて紹介してみます、これは1つ目のシンプルなフレーズを紹介する記事になります。
ブルースセッションで使える管楽器のバッキングフレーズ スロー-1
僕はギターでサックスやトランペット等は吹けないので奏法の事はわからないのですが、ブルースセッション不慣れな管楽器の方へ実際に使われているフレーズを知る事でバッキングをとるハードルが実例を知る事で下がったらいいなぁと思って自分なりにまとめてみました。
実際にサックスやトランペットが参加しているブルースの音源を参考にしてフレーズをピックアップしてみました、参考にした音源と併せて譜面とサンプル音源を使って紹介しています。
譜面は音源のコピー譜ではなく僕が用意した音サンプルのフレーズの譜面です。
また紹介している譜面は著作権に触れないように音源のコピーにはならないように心掛けています、ブルースセッションや他の演奏で気軽に使えるように僕なりに簡略化と汎用化をしたものになっていますので音源とまったく同じフレーズにはなっていません。
ただしここで紹介しているフレーズをヒントにすれば音源で実際に使われているフレーズもきっと簡単に耳コピーで音を拾えると思いますので音源のフレーズが欲しい方は参考にしてみてください。
また管楽器は譜面に表せないニュアンスなどが沢山ありますので是非音源に耳を澄まして感じ取って頂けたらと思います。
また管楽器の記事なので譜面もB♭管用E♭管用のものもソフトで簡単に移調できるので用意するべきかとも思ったのですが記事の見やすさと使い勝手の観点からすべて実音のコンサートキーで表記させてもらいました。
また全てのフレーズで音源のオリジナルキーと(実音の)B♭キーの譜面とサンプルも用意しましたのでフレーズの比較や対比などを行ってみてください、きっと理解の面でお役にたてると思います。
フレーズの紹介
スロービートのバッキング①
最初に紹介するフレーズはギタースリムの「トラブル ドント ラスト」からスローでゆったりしているテンポの中でもリズム的なアプローチがあってわかりやすいものを紹介します。
使われているラインもフレーズは同型のままコードにそって上がり下がりしているので聴いていてもとてもわかりやすく安心して聴いていられます。
コードのトライアド+13thで構成されている為雰囲気がのどかなものになっていて、曲調にもとても大きく貢献するバッキングだと思います。
この曲はオリジナルがB♭キーなので別サンプルはありません。
スロービートのバッキング②
譜面と音サンプルで紹介しているバッキングは歌の最後のコーラスで聴かれるバッキングを参考にしました。
オーティスラッシュの音源ではフレーズの終わりにもう1音下方向の音を鳴らしているようです。
ギタースリムのバッキングとは大きく変わってかなりシリアスな感じが漂う曲調で、それに合わせてホーンセクションのバッキングもキーの短3度の音とルート音の2音でとてもクールなバッキングを聴く事ができます。
ここでのホーンセクションは前には出てこずにきっちり音楽を支える裏方に徹しているようですがその効果はとても大きくてオーティスラッシュの歌の世界観とばっちり合っていると思います。
次のものがB♭へ移調した譜面とサンプルです。
スロービートのバッキング③
これもギタースリムの特大のヒット曲でありとても有名なブルーススタンダードでもある「ザ シングス ザット アイ ユーズド トゥ ドゥ」で使われているバッキングを参考に僕なりに簡略化したフレーズを紹介します。
これも先のギタースリムの曲と同様にコードにそって同型で上がり下がりしているのでとても親しみやすくて他のブルースでも使いやすい汎用性のあるバッキングだと思います。
管楽器のこういうシンプルなロングトーンのフレーズって人の琴線に触れるというかギターで同じことをやってもこの効果は得られないです。
次のものがB♭へ移調した譜面とサンプルです。
スロービートのバッキング④
この譜面と音サンプルはフレーズの紹介とはちょっと言えず、使ってる音の紹介と言った方が正しいかと思います。
リトルミルトンの音源を聴いて頂きたいのですが、ここで聴かれるサックスは深いビブラートで音を揺らしていたり特に決められた長さを吹かずにフィーリングで音を途切れさせていたりととても人間味豊な演奏をされています。
艶っぽい演奏を聴く事ができて、こういう演奏も管楽器の魅力を発揮する1つの表現だと思います。
次のものがB♭へ移調した譜面とサンプルです。
まとめ
この記事ではブルースセッション等で管楽器がスロービートのリズムの時に使えるシンプルなバッキングフレーズを紹介しました。
スロービートのより面白いフレーズは「ブルースセッションで使える管楽器のバッキングフレーズの紹介⑦スロー-2」記事で紹介していますのでよければそちらもご覧頂けたらと思います。
最後にこの記事で紹介したフレーズを、テンポを合わせて全てB♭キーにしたサンプルを並べてみますのでフレーズの比較等に使って頂けたらと思います。
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