ギターのフレーズが息づく重要な要素「コール&レスポンス」をブルースセッションで学ぶ

ギターノート15 ギター雑記
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こんにちは。

この記事ではブルースで学べるコール&レスポンスについて書いています。

ブルースはとてもシンプルな音楽です。

ブルースのコード進行の基本的なフォーマットには目新しさはありません。

使われるスケールも、基本的にはマイナーペンタトニックスケールです。

ここではこんなシンプルな要素で成り立っているブルースという音楽が、とんでもなく熱い音楽になる要素の1つ「コール&レスポンス」について書いています。

コール&レスポンスはブルース以外のあらゆる音楽でも重要な要素です。

そしてこの記事ではブルース・ブルースセッションはコール&レスポンスについて学ぶのに最高の環境である事を書いています。

コール&レスポンスについて考える事は、今までに無かった音楽の考え方や見方を得るきっかけに成りえるものですので是非読んでみてください。

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ブルースで音楽の魔法を学ぶ

ブルースについてよくこんな言葉を聞きます。

ブルースって大体同じに聴こえる

とてもよくわかります。

実際大体同じです。

序文でも書いたとおりブルースの構造はとてもシンプル(単調)なので素直に弾いている限り音楽的に何も間違っていないのにドキドキしたりワクワクしたりするような印象を感じる事は残念ながらありません。

とくに教則本などでブルースに取り組んでみたり音楽学校などでシーケンサー等を用いてブルースを題材にしたレッスンを受けていると、ブルースのルールは学べてもその印象は

ブルースって退屈だなぁ

というものになりがちです。

ブルースをやらない友人からも「すぐ飽きちゃう」という言葉も僕は今まで何度も直接聞いてきました。

しかし、これは僕の趣味や嗜好の話から言っているのではなくブルースは確実に強烈で刺激的なやばい音楽です。

もう少し踏み込んで言うとブルースはその構造から「刺激的な音楽になっている」のではなく「刺激的な音楽に自分の力でする」ものです。

ブルースが勝手に刺激的な音楽にはしてくれません。

またブルースはあまりにもシンプルな音楽なのでこれほど自分の力を試される音楽も無いと思います。

 

ある程度ギターが弾けるようになると、ブルースでもコードやスケールに対してインサイドな演奏ができるようになります。

しかし残念ながらブルースはキチンとしていればしているほどつまらなくなってしまいます

じゃあ練習しない方がいいの?

となると思われると思うのですが勿論そんな事はありません。

ブルースは音楽の基礎練習としてもとっても有意義なものです。

そしてブルースが素晴らしいのは手に入れた基礎技術を昇華させ、とんでもなく大きく飛躍させる「コール&レスポンス」という音楽の魔法について学べるという事です

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コール&レスポンスという魔法

コール&レスポンスはブルースだけのものではありません。

ありとあらゆる音楽の中で使われています、当然今売れているポップスでも使われていて知らず知らずのうちに日常的に耳にしています。

コール&レスポンスは歌による旋律に対してのオブリガード(メロディを引き立たせる為の短いフレーズ)を聴くとイメージしやすいと思います。

しかしコール&レスポンスは旋律とオブリガードのお話だけではありません。

ベースやドラムなどのリズムを担っているパートでも演奏において重要な要素です。

もちろん鍵盤やギターで旋律(アドリブ)の演奏ではなくコードでバッキングを担っている時にも重要です。

パートも楽器も状況も問わず音楽のありとあらゆる場面で知らず知らずのうちにコール&レスポンスは使われ日常的に僕たちは耳にしています。

では僕がこの記事で扱っている「コール&レスポンス」を具体的にわかりやすくする為に無理に定義付けすると「聴こえてきた音に対して『アリ』な反応(演奏)をする」という事です。

聴こえてきた音というのはボーカルの歌のみならず、ドラムのハットの音、ベースのライン、ピアノの連打音、サックスやトランペットの白玉演奏などなど耳に入ってきた音全てが対象です。

そして自分の耳に入ってきた音に対してこちらから反応として返した音が『アリ』なものであればそこで化学反応のようなものが起きます。

そうすると自分もバンドもテンションのギアが少しずつ上がっていきます。

これがボーカル・ギター・キーボード・ベース・ホーンセクション問わず一緒に演奏しているメンバー全員が少しずつ『アリ』な反応を繰り返していくとバンドの演奏のテンションはどんどん高くなっていきます。

そしてこれはバンドメンバーだけで共有されるものではありません、ライブハウスにいる人全員で共有されその熱気は会場全体の熱気になります。

『アリ』な反応が次々に繰り返されるとメンバーが鳴らす音1音1音が力強さをもって鳴らされバンドとしてのダイナミクスもどんどん大きくなり、ぶっつけ本番のセッションの場であってもとんでもなく凄いセット(演奏)になります

そしてブルースが素晴らしいのはこの熱気はフロントであるボーカルが最終的に昇華させる仕事を受け持っている所にあります。

いくらメンバーが頑張ってバンドの演奏を「あとはギアをトップに入れるだけ」という状況まで持っていってもブルースセッションでは最後にトップギアにいれるのはボーカルさんの仕事です。

ボーカルの歌声が最高にノッた時こそバンドの演奏も最高潮になり客席からは最高の「イェィ!」の声が飛んできます。

これは、ギターでいくら難易度の高い演奏をしようとスーパープレイをしようとフロントであるボーカルさんの為になっていなければとても虚しいものになる事を教えてくれます。※もちろん素晴らしい演奏をすれば当然評価は得られます

ここがブルースセッションの最高に良い所の1つです、この事実はとても多くの気付きを与えてくれます。

これが僕がこの記事で言っている音楽の魔法の一つの「コール&レスポンス」です。

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『アリ』なレスポンスとしての演奏内容はありふれたフレーズで良い

レスポンスで『アリ』な演奏をするには、先にも書きましたが凄い技術は不要です

音楽には凄いフレーズやスーパープレイは必須では無い事もブルースは教えてくれます。

シンプル

ごくごくありきたりなフレーズであったりそれこそたったの「1音」でも鳴らされる間(ま)や音量・音色が相応しいものであればアンサンブルとして「是」となり人の琴線に十分に触れます

そして難解なフレーズよりも、「とてもわかりやすい1音」の方がバンドメンバーへの導火線になる事もとても多いです。

よくブルースは「1音に魂を込めて弾く」みたいな言い方をされますがこういう表現はもはや聞き慣れすぎていてともすれば安っぽく聞こえてしまう事も多いですが、ブルースは本当に「たった1音」で変わってしまえる音楽です。

これはオーディオでブルースの名盤を聴いていても令和を生きる僕らにはもっと直接的な刺激のある音楽に耳が慣れてしまっているせいでちょっと聴いただけではなかなか感じられ無い所です。

また1人部屋でいくら練習していても絶対に学ぶ事ができないものです。

しかしバンドの演奏で大切なのはフレーズや音数ではなく、音色や適切な音量や間(ま)といったとても「身体的」なものだと僕は思っています。

そしてコール&レスポンスにはこう演奏すれば良いといういわゆる「正解」がありません。

これを身につけるには沢山の演奏経験を積んで成功体験を重ねるしか方法はないと思います。

前回うまく行った演奏とまったく同じように弾いてもフロントやバックが違えば「正解」は変わってしまいます。

そして経験を重ねるにはブルースセッションはこれ以上ない最高の環境です

慣れていないとセッションはドキドキしてしまうものですが、どれだけ失敗しても怒られません。

そして更に良いのが他の方の演奏を見ていてレスポンスの1つの正解を見れる事も素晴らしい点です。

あれこれ考えたり、一生懸命練習したりしている中で行き詰まりを感じた時にはぜひブルースやブルースセッションに足を運んでみてもらいたいです。

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まとめ

ここでブルース・ブルースセッションで得られるコール&レスポンスについて僕の思うことをまとめてみました。

ギターへ本気で取り組んでいる人ほど、またその悩みが大きければ大きいほど沢山の気付きを得られると思います。

もし技術の向上を目的にセッションに足を運ばれたら演奏に参加していなくても他の方の演奏をよく観て聴いてみるととても沢山の事を学べます。

「今日はじめて参加しました」という方の演奏からも本当にとても多くの事を学べます。

当然僕も参加する度に沢山の事に気付かされます。

ブルースもジャズもセッションの参加の目的は技術の向上だけではありません、楽しく遊びに(飲みに)来てるだけの方も沢山いらっしゃいます。

しかしブルースセッションの事がよくわからなくて、また知らない人ばかりの世界に入っていく不安があってもギターが大好きでギターが上手くなりたいという気持ちは参加者全員の共通点です、心配いりません。

そしてセッションはガチガチの姿勢で学ばなければならないものでもありません。

しかしもしその気になったらもの凄く沢山の事を学べます、そしてそこで学べる事は個人レッスンや動画解説では学べない事が山のようにあります。

ブルースセッションは悩みの解決やもう一段階ギターの階段を上がるきっかけになり得るものですので是非一度足を運んでみてください。

ブルースセッションにはじめて参加する時に知っておきたい事

ブルースセッションに興味がある方への記事です
今ブルースについて何も知らないという方へここまで知っておけば十分な所まで書いています

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