こんにちは。
僕はこのブログのブルースセッションの記事で、もし可能なら毎週通う事を勧めています。
はじめてブルースセッションに参加したら、もし可能なら慣れるまでは同じお店に毎週通った方がいいと思います。
同じお店に毎週通う事のメリットは計り知れないものがありました。
その理由について書いてみようと思います。
同じお店に毎週通う事のメリット
環境に慣れて安心できる
当たり前といえば当たり前なのですが、これが最大の理由です。
とはいえ、これはご自身の性格にもよると思います。
というのもはじめて行くお店や慣れていないお店だと僕はガッチガチに緊張します。
初めて行くブルースセッションの時の緊張具合は、ライブをする時の比ではありません。
今でもそうです。
というかこれは昨日の話なのですが、何年も言っていなかったお店のブルースセッションに久しぶりに行ってきました。
そしてお店のオープンの時間に入れるように余裕を持って出かけ、十分早く着いたのでオープン時間まで近くの喫茶店で時間調整をしようと思ってコーヒー飲んでました。
しかしオープン時間が近づくにつれて、だんだんと緊張してきてしまいました。
まあ「緊張するのはいつもの事だし」と思ってコーヒー飲んでいたのですが、徐々に高まる緊張感にだんだん耐えられなくなってしまいチキンな僕はなんとそのまま帰ってしまいました。※来週もう一回トライします
ですので行ってきましたというのは正確な表現ではなく、行ったけどびびって帰ってきました。
昨日はこの事をブログに書くつもりはありませんでしたが、情けない話も可能な限り実体験を書いた方がきっと誰かの役に立つと思ったのでホットなうちに書いてみようと思いました。
実は僕はかなりの上がり症+なかなかの人見知りな性格なのです。
僕のような極端な性格では無いとしても、ガッチガチに緊張している状態ではセッションに慣れていないうちはなんだかよくわからないまま演奏が終わってしまうという事もあると思います。
とくにブルースを普段からあまり耳にしていない場合は尚更こうなると思います。
他の記事でも書いていますが、セッションでは演奏する以外のやる事も沢山あったりしますので環境になれて落ち着いて音楽ができる環境であるに越したことはありません。
そんな僕がどうしてブルースセッションに通いまくる日々を過ごせてきたかというと、同じお店に毎週通う事でセッションというものがどういうものなのかを知る事ができたからです。
同じお店に毎週通う事のメリットは今振り返ると環境以外の面でも様々な事を僕に与えてくれました。
知り合いが自動的に増える
これ、今振り返るととっても有難い副産物でした。
同じお店に長く通っていると、有難い事に勝手に知り合いが増えていきます。
もちろん初めて会ってすぐに友達になれる性格の人であればこれはメリットではないかもしれないのですが、僕の様に人見知り傾向が強い人であっても時間をかけるとそのうち仲良くなれるようになります。
僕の場合はブルースセッションでご一緒して顔と名前は憶えても、はじめて会話するのは半年後とか普通にあります。
というか、しっかりと覚えているわけでは無いのですが僕は通う事にしたブルースセッションで最低限のあいさつ以外ではたぶん2~3か月くらいは誰とも話さなかったような気がします。
話さなかったというより自信が無くて話せなかったという方が正確です。
僕ぐらい極端だと問題だと思いますが、そんな僕でも今は色々な方とお知り合いになれてライブとかもご一緒させてもらえるようになりました。
でもこれ、同じお店に毎週通ってなければ起こらなかった事だと思います。
知り合いを積極的に作りに行かなくても同じお店に長く通って一生懸命に音楽と向き合っていると、知り合うべく人と自動的にお知り合いになれます。
はじめてのお店に行っても知り合いがいる事が多くなる
僕は初めてのお店のセッションに行くとき、例によってドキドキしながらお店のドアを開けます。
でも毎回では無いですが知ってる方と遭遇できる事が沢山あります。
あ~どもども、珍しい所で会うね。わはは
みたいな会話ができる事が多いです。
これは、色々なセッションに参加していれば起きる事ですが同じお店に通ってる方が顔を覚えてもらえるまでの期間が短くなると思います。
またいつものお店で時々ご一緒して話をした事のない方でも、「いつも○○のセッションにいますよね?」みたいな感じでいつも通ってる店では話したことなくても他の店ではじめて声かけさせて貰った事もありました。
ブルースセッションではレパートリーは2~3曲で大丈夫
同じお店に毎週通っていると、「この人は○○と△△を毎週歌っている」と思われる事を心配になるかもしれません。
しかし実際はセッション用のレパートリーってそんなに沢山用意してる人って多くないんじゃないかなと思います。
言い方を変えると、ブルースセッションでは毎週同じ歌を歌ってもおかしくありません。
歌う曲は同じでも、先週とまったく同じメンバーで再演するという事はほぼ無いからです。(もしかしたらたまにあるかもしれません)
もちろんご自身のレパートリーをファイリングして沢山の曲をいつでも歌えるように準備されている方もいらっしゃいます。
僕の場合はブルースセッションでいつでも歌えるように準備している曲は4曲です。
4曲だけで10年以上持たせています。※これはこれで少ない気はします
でも「またかよ~」みたいな反応はまったくなく「いつものね」みたいな好意的な反応ばかりです。
ブルースセッションは決まり事が本当に少ないので、毎回どうなるかわからないので4曲でも十分だったりします。
もう少し言うと4曲の中の2曲はたまにしか歌いません、なので基本的にはいつも歌うのは2曲です。
ちょっと珍しいリズムの曲やマニアックな曲、構成がショウアップされているようなブルースをやりたい時はバンドを作ってライブでやる時の為にとって置くようにしています。
バンドが作れた場合、そのお店でライブまで出来る事がある
これはお店にもよると思いますのでライブまでは一概には言えない面があるのですが、少なくともバンドは結成しやすいです。
同じお店に毎週通っていると、当然毎週同じ時間に同じ場所で会う人同士です。
スケジュールやリハーサルの場所の打ち合わせ等の調整も、とってもスムーズにいきます。
そしてこれは別の記事に書こうと思っているのですが、ブルースにしろジャズにしろセッションでは少しやり辛い曲を演奏するには「バンドを作ってライブをする」事が一番だと思っています。
意気投合できる人と知り合いバンドを持てるようになると大きな仕掛けが必要な曲をやりたくなった場合、セッションでどうやって伝えようか苦心するよりも「バンドでやればいっか」という選択肢を持てるようになります。
またライブに関してはそのセッションを開催しているお店の運営方針にもよってくる話になったりします。
広く出演者を募っているお店であれば、出演条件やブッキングの依頼まで全てセッションの日にお店の方と顔を合わせて相談したりできるのでこれ以上ない形で問い合わせができます。
もちろんお店の環境だって設備だってステージから客席の配置まで知り尽くしているわけですから、思い描いた通りのライブが出来ます。
ただし、お店によってはアマチュアミュージシャンのライブのブッキングは行っていないお店もあると思いますのでこの点だけは注意が必要になるかと思います。
同じお店に毎週通うデメリット
特に無いんじゃないかなぁと思います。
強いて言えば、セッションには「普段一緒に演奏しない人とする事で演奏技術や度胸が磨かれる」といった考え方もあると思います。
これはきっと正しいと思います。
この考え方からすると、毎週通って環境に慣れる事は逆に良くない事になってしまうかと思います。
でも僕はこういう考え方に立たなくてもいいんじゃないかなと思っています。
その、目的はセッションに来る人が全員自分で決めるものかなぁと思っていて、その目的もなんでもいいと思います。
度胸をつけたくなったらその時考えれば…、僕ちょっと考えてみようと思います。
「真面目にブルースをやりたい人」「お酒を飲むついでに演奏する人」「友達とかバンドメンバーを探しに来た人」「1人で部屋にいるのが寂しかったので来た人」、全部ありです。
なかにはブルース熱が凄い方が、ブルースセッションの基本的な事を知らない人とおなじセットになったときに「こんな事も知らないの?」的な雰囲気を出される方も極々稀にいらっしゃいますが、とはいえ滅多にいません。
やっぱりデメリットと言えるようなものは無いと思います。
まとめ
ブルースセッションに行ってみようかなと思い立ち、ご自身の動機に叶うお気に入りのブルースセッションが見つかったら是非そのお店へ毎週通って頂きたいと思います。
もちろんここでお勧めしているように同じお店に通わなければならないという事は当然ありません。
また同じお店でだと飽きちゃうという方もいらっしゃると思います。
お時間とお財布が許すのであれば、是非行ける限り行ってみて頂きたいと思います。
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