凄いブルースを3曲紹介します

ブルースノート1 ブルース関連雑記
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こんにちは。

この記事では僕が今まで聞いてきたブルースの中でとても面白かった曲を紹介します。

面白いブルースは沢山あるのですがその中でも特にはじめて聴いた時に凄すぎて思わず笑ってしまった曲を3曲紹介します。

今の邦楽では絶対に聴く事ができない「強烈な音楽」がこの3曲にはあります。

またここで紹介している3人のブルースマンは皆さんブルースレジェンドでとても有名な方です。

ブルースをよくご存知の方は当然知っている曲だと思いますが、ブルースの世界に入ったばかりの方にはこういう凄いブルースもありますよという記事ももしかしたら価値のある情報になるかなと思いましたので記事にしてみました。

興味がありましたら読み進めていただけたらと思います。

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凄いブルース3曲

ライトニング ホプキンス 『モジョ ハンド』

最初にライトニングホプキンスというブルーズマンの『モジョ ハンド』というブルースを紹介します。

歌を聴いてると「あれ?」と思われると思います、これは1コーラスの尺がちょっと長いからです。

これはライトニングホプキンスが間違えているのでは無く、そもそも1コーラスの尺なんて気にせずブルースの12小節進行を機械的に守られる気が無いんだろうと思います(守られていらっしゃる時もあります)。

たぶん、ライトニングホプキンスは普段から気分が乗らなければ5小節目になってもⅣ度に上がらない演奏をしていて、その習慣が取れずバンドでドラム・ベース一緒に演奏する事になっても気分が乗らなければ5小節目になってもⅣのコードへは上がらずにⅠのコードのまま心に従って演奏しているんだろうと思います。

とはいえ聴きどころはワンコーラスの尺の長さが「おかしい」事ではありません、尺の長さが「自然」である事です。

聴いていると何かが変なのにライトニングホプキンスの歌には奇をてらう気持ちなんて微塵も感じられません。

自分のフィーリングに従って心のままに歌っているのが伝わってきます。

さらに凄いのがギターソロです。

正気の演奏とは思えないとんでもないギターを聴くことができます、頭の中どうなっているんだろうと心配になるレベルです。

ここでも尺がおかしいのですが、とはいえ最高の聴き処はⅣへあがった時の演奏の激しさの落差です。

僕は初めて聴いた時笑うしかありませんでした、本当にクレイジーな演奏です。

ですがブルースミュージシャンはエンターテイナーの面がとても強く、ライトニングホプキンスの様に弾き語りスタイルで演奏してきた方にとっては「沸かせてなんぼ」という傾向はより強かったのかなと想像します。

なので僕は勝手にライトニングホプキンスは盛り上がる事がわかっててやっていたのかなと思い、きっと頭が良かった人なのかなと想像しています。(でも尺はやっぱり気分次第なのかなと思います)

わかっていてもここまで振り切った演奏をするのは凄すぎると思います。

ブルースに興味を持ちはじめた方は絶対にライトニングホプキンスを聴いてみてください、超絶面白いです。

 

ギター スリム 『ザ シングス ザット アイ ユースド トゥ ドゥ』

ギタースリムもテンションがあまりにも高すぎる演奏をするブルースマンです。

そしてこの曲もテンションがあまりにも高すぎてギターソロで尺がズレています。

ライトニングホプキンスと同様に、ギタースリムもご自身の中ではギターソロはこれでキマっていたんだろうと思います。

ギターは弾き終わったから最期のコーラスを全力で歌いはじめ、自分の尺がバンドとズレているなんて微塵も気付いていない事がビシビシ伝わってくる本当に面白い音源です。

今の時代だったら確実に録り直しとなるであろうテイクだと思いますが当時はしっかりした演奏よりもテンションの高さの方がウケたのか、この曲は大ヒットしたそうです。

ちなみにギタースリムのアルバムには曲頭の数小節の音合わせ的なリハーサルも音源に収録されていたりするのでこの曲もきっとテイク2があったかもしれない(というか僕は勝手にきっとあったと信じています)のですがギタースリムの歌とギターのクオリティがこの収録されたテイクの方が勝ったのかなと想像します。

この辺の感覚は今を生きる僕らにはない感覚だと思います、セッションの場でっもしっかり弾こうとする事に意識が行き過ぎる傾向にある方(特に僕)はギタースリムから学べる事は沢山あると思います。

またギタースリムはものすごく「熱い」人柄だったそうです。

歌もギターもその人柄が伝わってきて本当に心に響きます

この曲はブルーススタンダードでもあるのでこの曲を紹介したのですが、個人的にギタースリムで一番おススメしたい曲は「ダウン スルー ジ イアーズ」という曲です、この曲で聴くことができる歌声は本当に胸がいっぱいになります。

0:09~の歌い伸ばしは聴くたびに僕の心を撃ち抜きます。 ※視聴の0:09ではないです

またこの記事の最後にiTunesのアルバムリンクも貼っておきますのでテイク2がある音源や冒頭リハを収録したものなどもとても面白くて興味深いので是非聴いてみてください。

 

ジェイムズ コットン 『ロケット88』

最後に紹介するのがジェイムズコットンのロケット88という曲です。

こんなに熱気のある音楽もそうそう聴けないと思います、最高に楽しくてハッピーなブルースです。

ライトニングホプキンスやギタースリムとは違ってロケット88はバンドアンサンブルもキメキメで演奏クオリティもめちゃくちゃ高いものです。

また今だったら考えられないくらいギターの音が大きいミックスをされていて僕にはそういう部分にも黒人音楽の強烈さを感じます。

ただしこの曲(というかこのアルバム)はいわゆるシカゴブルースとカテゴライズできるかどうかというとちょっと微妙な所なのかもしれないです。

でもその辺はあまり気にしなくてもいいんじゃないかなと思います。

ブルースか否かという事については僕はわからないですが僕の中ではこの曲(アルバム)は最高のブルースです。

スリリングでポップでテンションが高くて楽しくて明るくて、何よりも真っ黒な最高の曲です。

ちなみに僕は昔気持ちが落ち込んで塞がってしまっている時に何故かロケット88を聴いてみようと思い立ってヘッドホンで聴いてみた事があったのですが、聴いていて泣きながら笑顔になってしまったという経験があります。

傍から見たら相当怖がられそうな感じですが、ジェイムズコットンの人情味あふれて愛嬌のある歌声とハーモニカに体の芯から励まされた事がありました。

今聴いていてもその時と同じように元気を貰える曲です。

マットマーフィーの職人的なギターと鉄壁のスリリングなリズム隊、もうでかでかと「最高!」とだけ書いて終わらせたい感じです。

 

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まとめ

この記事ではブルースを聴き始めた方へ向けて、このブログではまったく触れていないけど是非知っておいて頂きたい凄いブルース3曲を紹介しました。

この3曲が収録されているアルバムもブルースの名盤として名高いものですので是非聴いてみてください。

ギタースリムの20曲目の「I GOT SUMPIN' FOR YOU」のリハーサルドキュメントと呼べるような収録はとても興味深いと思います。

 

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