ブルースセッションでボーカルをとる事のすすめ

ブルースセッション7 ブルース関連雑記
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こんにちは。

この記事はブルースセッションに何回か参加していてまだボーカルをとった事の無い方へ、ボーカルをとる事のメリットについて書いてみようと思います。

「ギター弾きに来てるだけなんだけど…」という気持ち、めちゃくちゃわかります。

でもせっかくブルースセッションに足を運んでいるのですから、僕は是非もう一歩踏み込んでみる事をつよくお勧めします。

費用体効果はとんでもなく高いものがあります。

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ブルースセッションのボーカルについて

僕は初めてブルースセッションに行った時に一番驚いたのが歌う人が多かった事です。

皆さん本当に次から次へとボーカルをとっていきます。

でも僕はギターを弾く事しか考えていなかったのでブルースセッションに集う人は歌うのが好きなのかなと思ってしばらく通ってました。

実際にブルースセッションに集う人は歌う事が好きな方が多いと思います。

中にはギターの演奏よりも今は歌う事の方がメインになっちゃったという方も沢山いらっしゃいます。

もちろん僕のように未だに歌う気まんまんで足を運んでいても、う楽器演奏が主な目的という人も沢山いらっしゃいます。

色々な方がいますが、しかし話を聞いてみると僕と同じように最初は歌う事なんて考えてなかったという人も沢山いらっしゃいました。

そこでブルースセッションに参加する人が歌う事について、今までの自分の体験談から思う事を書いてみようと思います。

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ブルースセッションで歌う事から得られるもの

演奏への本気度を鍛えられる

本気

僕は歌ってみて初めて気付けた事が沢山あるのですが、その中でも歌う時の自分の気持ちのありようはとても大切なんじゃないかと思います。

楽器を演奏しているだけでは得られない「精神面」において特別なものが歌う事から教えてもらえると実感しています。

これはリードボーカルではなくてもいいと思います、ロックバンド等でコーラスとして参加する事も近い意味があると思いますがここではブルースセッションの話として書いてみようと思います。

ぼくはボーカルに関するテクニカルな事はなんにもわかりません。

こんな僕のような歌唱でも、歌うようになって得られた気付きは山のように沢山あります。

歌で得られた気付きとして筆頭にくるのは音楽を「届けと思って演奏する事」の大切さです。

ちょっと荒い表現をすると「おれの歌(ギター)を聴いてくれ!」という精神の事です。

届けるものは普段練習している成果であったり、技術の面じゃなくて胸の内に抱えているふわふわとしている何かです。

それを歌やギターに乗せて人に届けるという意識はとても大切だと思います。

ブルースセッションで人前で歌うと上手いか下手かは一切問われません、「本気度」(聴いてくれ)が否応なしに試されます

ブルースセッションに楽器だけで歌わずに参加していてもこの「届ける」という意識は人前で演奏している事なので得られるとは思いますが、楽器という「音楽の天才が作ってくれた仕様」から外れた所にある歌には自分が丸裸にされるものがあります。

勿論音楽の良し悪しの基準は人それぞれなのですが、ブルースセッションに足を運んでみると信じられないくらい上手な演奏をされる方にはとても惹かれます。

でも僕は技術力よりも、まだギターを始めたばかりでキーもスケールも外れた音を連発されるような演奏の方であっても、今超熱くなってますというのが伝わるような「この人マジだ」という迫力で歌われる方の音の方が僕には響きます

こういう演奏を毎週していたらギターの演奏力だってものすごい速さで上がると思います、そういう迫力で歌を歌っていながらギターが上達しないというのはなかなか難しいのではないかと思います。

僕はブルーセッションでかっこいい演奏をされる方のようになりたいと思ってから、お店にいる人全員に届けと思いながら歌う時も全力で歌うようになりました。

そうすると、ギターも同じ感覚で弾くようになっていました。

また、あまりわかったような事は言えないのですが、しかし僕の中ではブルースセッションでお会いする方の「ギターのスキル」と「歌う事に対する真摯さ」は正比例しています。

「ちがう」音がすぐわかる

間違い

自分で歌ってみると、欲しい音がわかるようになります。

…と、本当なら書きたい所なのですが僕にはまだ欲しい音が明確にはわからないです。

ですが、「これちがうな」という違和感はわかります

「こっちに行きたいんじゃないんだよなぁ」とか「ああ、またそっちに行っちゃった」みたいな感覚です。

僕はつい指だけで弾いてしまって頭がおろそかになっている時にこんな感覚に陥ります。

僕は自分で歌ってみて、その曲の中でギターを弾いてみた時に「なんか違うなぁ」とか「鳴らしたい音はこれじゃない」という感覚を覚えます。

他の方の歌のバックで弾いている時には得られないのかというとそんな事は無いのですが、自分で歌うとその曲の景色にそぐわないバッキングやソロに対しては自分が一番違和感を感じます。

この「違和感」は経験年数とか関係なくすぐに体が反応すると思います、たとえ音楽的には外れた音ではなくても「不協和音」にちかいくらいの感覚を覚えると思います。

これは自分本人にしかわからないものです。

たとえ周りの人がまったくおかしくなかったよと声を掛けて貰えても、自分の求めるものか否かなので自分ですぐに気付けるものだと思います。

これも僕の主観でしかないのですが、ブルースセッションに足を運ぶとみなさん自分の歌ってる曲ではやっぱり一番伸び伸びとした演奏をされる印象を持っています。

こういう印象を持たれる方って多いんじゃないかなと思います、明らかに違うからです。

これは何度も繰り返し歌ってきた事によって、持ってる引き出しの中から「これは違う」という経験からそぐわないものは弾かないという事なんじゃないかなと勝手に思っています。

そうすると、沢山歌っているうちに自分のフィーリングにとって1番ふさわしい演奏をする様になってくるのかなと思います。

そしてここも憶測でしか無いのですが、違うという感覚は「曲」が持っているのではなく「歌のフィーリング」が持っているんじゃないかなと思っています。

フーチークーチーマンというブルースセッションの大定番曲があるのですが、この歌は本当に沢山の方がレパートリーにしていますがそこで弾かれるギターのスタイルもまた十人十色です。

ものすごくシカゴブルースのマナーに沿った方もいれば、僕にはどうやって弾いてるのかわからないとんでもなくテクニカルな演奏をされる方もいます。

どういったスタイルで演奏されても、ある方が歌われたものに対してその方自身のギターは「ちがう」とはならないのです、めちゃくちゃ様になっててかっこいいです。

これも歌い続けてきた事による成果の賜物なんだろうなぁと思っています。

音楽をしていて「ちがう」と思っている演奏をし続ける事は、重力に逆らうような事じゃないかなと思います。

自然の法則に抗い続けるのは物凄く困難で、続けていれば違和感のある響きは演奏から淘汰されていく様な気がします。

こういう事を毎週続けていれば、それはきっとどんなレッスンよりも学びになると思います。

ブルースセッションに通うベテランさんや、ライブで活動されているプロの方は様々なタイプの違うレパートリーの中から「ちがう」バッキングやソロを排除してご自身の演奏スタイルを確立されてきたのかなと想像しています。

歌わなくてもセッションに通うことによって演奏は洗練されていくと思いますが、「歌う」事によってその速度は目に見えて早くなるのではと思います。

また人目に触れる事で「間違えたくない」という気持ちも働き、ある種の強制力も生まれるのではないかと思います。

自分が音楽を仕切る

リーダー

今までにバンドリーダー的なポジションで活動していた人であればよくご存じだと思うのですが、僕のように誰かバンマス的な役割を常にしてくれる人がいる環境で音楽をやっていた人って多いと思います。

ブルースセッションでボーカルをとるとき、そのセットはボーカルの方によって仕切られます。

この音楽を仕切る事は、ブルース以外の音楽をやる時にも物凄い力になってくれます。

自分の思い描く音楽のビジョンを人に伝えてじっさいに演奏する事は、とても大事な事だと思います。

音楽を仕切るという事は自分のイメージを具現化するという事ですので、実は音楽(演奏)をする上で最も大切で根源的なものだと思います。

また思い描いた通りにバンドに演奏して貰う事は物凄く楽しいものなのです。

このブログでは演奏前の指示など割と細かく紹介しているページがあるのですが、ブルースセッションに10年20年と携わっている方はキーだけ言ったらリズムパターンを弾きはじめ「わかるよね?」と言わんばかりにすぐに演奏を始められる方も沢山いらっしゃったりします。

でもある程度ブルースセッションに慣れてる方なら演奏から何をすべきかを拾ってわかった人から音を出してすぐにセッションが始まったりします、音楽への深い理解と経験のある方同士だとキーとリズムだけわかれば演奏を開始して必要な事は曲中で直前に指示を出せば事足りるという事になったりします。

こういう「バンドを動かす力」は鍛えてきた音楽力が全部出てくる気がします

何をしたいのかは言葉で伝えるよりも音で伝える方が勿論明確ですし、またその音楽での伝え方も聴き手が確実にわかる様に明確なリズムとわかりやすいフレーズで届ける必要があります。

ここでリズムが曖昧な演奏だったり独り善がりな演奏で「わかるでしょ?」と言ってみても、届かなかったら意味がありません。

伝え方の責任は当然伝える方にあります。

音楽を仕切る時に最も重要になるものは、届ける側に「明確で具体的なイメージ」を持って「イメージをメンバーへしっかり共有する」という確固たる意志だと思います。

自分の中のイメージがふわっとしたままで演奏指示をすると、その指示の受け手の人達も言葉をうまく解釈しようとしますがやっぱり限界があります。

またわからない時は「ん?やりたい事は何だろ?」とふわふわしたまま演奏が開始される事もあります。

僕も自分に負けて自分の中のイメージが抽象的なまま演奏指示をよくしていましたが、演奏指示を声で伝える直前にほんの一瞬だけ間をとってこれから話す指示がなんなのかを飲み込んでからセットのメンバーの方にお願いするように心掛けています。

知り合いが増える

知り合いが増える

これはものすごく個人的な意見で副産物的なお話なのですが、歌うと知り合いが増えると思います。

具体的に起こる事は「話しかけて貰いやすくなる」と思います。

歌う事は、どんな流暢な自己紹介よりもその人の事を教えてくれます。

僕は本当にギターを弾く事しか考えずにブルースセッションに通い始めました。

ぼくは当然アマチュアだったので人に誇れるような経歴があったわけではないのですが、たぶんその頃のお店の常連さんたちにとっては僕はちょっと話しかけ辛い人だったのだろうと思います。

僕も周りの人がちょっと怖かった為に心のシャッターを降ろしていた事も手伝って、すごい悪循環に陥っていたのだろうと思います。

でもそんな中、ある日勇気を振り絞ってはじめて歌ってみました。

そしたら今までほとんど会話が出来ていなかったのですが、歌ったその日はステージ降りたら「いえーい」という声を沢山頂いた事を覚えています。

それから今日まで結構長くブルースセッションに通うようになった今になって思う事は、見慣れない顔の人でギターだけの人は「話しかけづらい」という事です。

もちろん僕とは違い陽気で明るい人であればこの話は当てはまらないです。

ブルースセッションは不慣れでも、ギターの演奏キャリアは長かったりロックバンドなどで活動されてた事のある方は当然ギターが上手だったりします。

そうすると「もしかしてこの人は有名な人なんだろうか」という考えが頭をよぎると、僕はちょっと話しかけづらくなったりします。

そんな中で、ブルースセッションでステージにあがってボーカルをとられると一気に「同志感」みたいなものを抱けたりして、歌った曲をきっかけに声をかける事が出来た方もいままでの経験の中でたくさんありました。

これはギターに限らない話です。

ベース専門の方もドラム専門の方もハーモニカ専門の方もピアノ専門の方もトランペットやサックスの方も、普段歌われていないようでしたら間違いなく歌った方がいいと思います。

もちろんハードルは高いと思いますが、とはいえベースだから歌わないとかドラムだから歌わないとかそんなルールはたぶんどこにも無いと思います。

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まとめ

抽象論というか精神論というか、そういう話が多くていつもに増して独り善がりな記事になっていて読み辛い所が多かったかと思います。

ただ、ブルースセッションで歌の話になるとき、皆さんが口を揃えて話されるのは「絶対に歌った方がいい」というものです。

僕はブルースセッションで「ギターが上手くなりたかったらセッションで歌うしかない」と何回言われたかわからないくらい言われました。

そして僕も今はそのお話に100%同意出来ます。

最初はハードルが高いとは思いますが、上手く歌う必要は全くありません

強く強く、ブルースセッションで歌う事をお勧めします

・演奏への本気度を鍛えられる
・「ちがう」音がわかる
・自分が音楽を仕切る
・知り合いが増える
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他のブルースの紹介ページのご案内

ブルースセッションについてと、ブルースセッションで扱われる定番曲について、より詳しく書いてみました。

ご関心がありましたら是非こちらのページもチェックして頂けたらと思います。

定番曲についてはすこしずつ書き足して行こうと思っていますので、ご要望やご指摘等ありましたらお気軽にコメント頂けたらと思います。

ブルースセッション はじめて参加する時に知っておきたい事

ブルースセッションはじめて参加1
ブルースセッションはじめて参加2
ブルースセッションはじめて参加3
ブルースセッションはじめて参加4
ブルースセッションはじめて参加5

ブルースセッション定番曲紹介

キメや仕掛けがある曲

ブルースセッション定番曲紹介1

ブルース12小節からコード進行が少し変わる曲

ブルースセッション定番曲紹介2

他ジャンルから稀に歌われる曲

ブルースセッション定番曲紹介3

 

 

 

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