こんにちは。
ここでは僕が思うブルースセッションに1人で参加する事のメリットを書いています。
勿論ご友人と一緒に参加されるのも良い事ですし、既にブルースセッションに参加されているお知り合いの方がいらっしゃったりすればその方にセッションの案内をして貰えたりすれば尚の事ブルースセッションに参加しやすくなると思います。
ただ僕の体験から1人で参加する事ででしか得られない事もありましたので、ここではその事について書いてみようと思います。
ご友人と一緒に参加する事と一人で参加する事どちらにも当然良い面がありますが、個人的にはどっちかというと1人で参加する事をお勧めします。
この記事は、ブルースセッションに関心を持ってる方の背中を少しでも押せたらいいなと思って書いてます。
セッションに1人で参加する事のメリット
緊張や不安をわかりあえる
僕は基本的に1人でブルースセッションに参加しています。
はじめてのお店だったり久しぶりのお店のセッションに行くとき、僕は尋常じゃないレベルで緊張します。
はじめてのお店のセッションに行く時などは、お店が近づくにつれて僕の背中は悲壮感のオーラが目に見えてるんじゃないかというくらい不安でいっぱいになります。
これはもちろん性格上の事が大きいので僕ぐらい緊張する人はそういないのかと思いますが、とはいえお店で話を聞いてみるとなかなかどうして皆さんも少なからず緊張しているそうです。
という事は1人で参加しているというだけで、この緊張や不安な気持ちを他の参加者さんとも共有出来ているという事です。
僕はこの事については普段あまり考えていなかったのですが、少し前から「これって大きいな」と考えるようになりました。
もちろん音楽をやる為に同じ場所で同じ時間に集っている時点で十分な共通点なのですが、ここに気持ちの面での共通点も加わってそれが共有できると「あー、1人じゃなかったんだ」と実感できたりしてこれだけで頑張って足を運んだことが少し報われた気持ちになります。
いやー、お店のドアをあけるの怖かったです。なかなか緊張しました
そうだよねわかるわかる、わはは
みたいな会話は数えきれないくらいしてきました。
ちなみにこの手の会話をしている時はすでに僕もビールです。
最初は話すきっかけを見つけるのはなかなか大変じゃないかと思います。※僕と同じタイプの人の場合
そんな時に「緊張や不安」というテーマはとても共感しやすい事です。
共通点は多ければ多いほど話は盛り上がると思います、例えば同郷であるとか好きなミュージシャンが同じとかお互い次男であるとか。
という風に考えてみると「参加するまでの緊張感」を乗り越える事は、他に何もしなくてももはやマジックワードと呼べるほどの強力な共感アイテムを与えてくれるという事になります。
これを使わない手はありません。
お店の扉を開けるまでに沢山の勇気を振り絞っているのですから、考え方としてもなんだかフェアな感じでいいです。
参加するまでの緊張感の共有ができる事って、こういう風に考えてみるともの凄く大きい事じゃないかなと思っています。
知人と一緒に参加しては得られない、1人で参加する事の最高のメリットかなと思います。
参加者と知り合いになれるチャンスが増える
セッションに長く通っている常連さんから見ると知らない顔の人がぽつんとしているとちょっと気になる存在になったりします。
別に僕も特に用事が無ければ話はせずに演奏を聴いていたり順番を待っていたりするのですが、でも視界に入る所にいて2~3時間一言も話さずにいるというのはこんな性格の僕でも逆に不可能だったりします。
そんでもって無言時間のアイスブレイクに相手の方から「緊張と不安の共有」が行使されたりすると、もう自分に出来ることはなんでもしたくなって「お節介」の1つもしたくなってしまいます。
でもご友人と一緒に来ていたら、僕も会話に混ざったりして楽しく過ごせたりすると思いますが「お節介」は特にしない感じになっちゃうと思います。
「お節介」という表現をしていますが、それでも僕は最初の頃はとても有り難く思いました。
『ブルースセッションで歌う事になったきっかけ』の所でも書きましたが、大先輩から教わったアイデアなどは今でも使わせて貰っているくらい物凄く有益な知恵だったりします。
「お節介」に価値を感じるかどうかは人それぞれなのですが、何にせよご好意は有り難く頂いた方が良い事が多いと思います。
1人でいたら気付かない事や考えない事に触れられるというのは、セッションに参加する大切な意義の1つだと思います。
また、1人の方が話が盛り上がった際に連絡先を交換しやすいという面もあると思います。
2人(もしくわ3人)でテーブルを囲んでいたりすると、常連の方がそこに混ざって話が盛り上がれたとしてもなかなか「じゃあ連絡先を」という流れには成りづらいような気がします。
既にブルースセッションに通われている方の案内で参加している場合はこの限りではないと思います。
連絡先を交換出来ないなんてことは勿論ありませんが、やっぱり1対1で仲良くなれた方がお互いに「これからもよろしくお願いします」という空気になりやすいかなと思います。
好きな時間まで残れる
これは言い方を変えると帰りたい時に帰れるとも言えます。
ブルースセッションに実際に足を運んでみて抱く印象は本当に皆さんそれぞれ違うと思います。
凄く楽しいと感じる人もいれば、なんだかあんまり面白くないなと感じる人もいると思います。
たまたま参加した日があまりにハイレベル過ぎたりすると、運が悪いと初心者に優しくない世界だなと感じて帰りたくなってしまう事もあるかも知れません。
僕はブルースセッションに友達を連れて行ってこういう感想を持たれてしまった事があります。
そういう印象を持つ人が1人でも減るようになる事がこのブログを書く動機にもなったりしています。
ちょっと脱線しかけてしまいましたが、しかし僕がここで言いたい事は見出しの通り「楽しいから残りたい」というふうに思えた時に1人だと終電ギリギリまで自由に残れるという事です。
ブルースセッションはお酒を飲む所なので知り合った方と意気投合出来た時にお酒が進んだ場合、遅い時間になればなるほど深い話が出来たりします。
話を積み上げてお互いへの理解が築き上げられてからはじめて出来る種類の話題にも触れられたりします。
それと、日付が変わるあたりの時間帯はお店に残っている人も少なくなるので人の面もお店の面も色々とディープな所を垣間見れたりします。
これも、1人で参加するメリットではないかなと思います。
まとめ
ブルースセッションには1人で参加している方はとても多いです。
というか僕の感覚では参加してる中の9割くらいの方は1人で参加しているような印象を持っています。
そして1人で参加する最大のメリットはやっぱり「緊張感の共有」にあるかなと思います。
でもこれってブルースセッションに限った話ではないですね、他の事でも当てはまると思います。
ですのできっとイメージがしやすい話じゃないかなと思います。
もし他の分野でご自身の経験が当てはまってこの記事の話がイメージ出来たとしたら、ブルースセッションも同じなので1人で参加して大丈夫ですという事が届いたらいいなぁと思います。
・何もしていないのに緊張や不安というマジックワードを手にする事ができる
・参加してる方と知り合いになれたり連絡先を交換しやすくなる
・好きな時間まで残れる
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