ブルースセッション 僕のボーカルとしての失敗体験をご紹介します

ブルース関連雑記
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こんにちは。

ここでは僕の印象に残っているブルースセッションでの失敗体験談をを書いています。

ここではボーカルとして参加してる時の失敗体験を扱っています。

もちろん僕の失敗経験はとても1つの記事で書ききれるものではないのですが、思い出してみて印象に残っているものを書いてみました。

ブルースセッションに関心を持ってる方へ参考になったらいいなと思っています。

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失敗体験

ブルースセッションで歌うために準備して、いざ本番に臨んでみると本当に様々な失敗をしました。

その体験の中にはご一緒して頂いた方の演奏力や経験でなんとかしてもらえた事もあれば、逆にどうにもならなかった事も沢山あります。

ここでは印象に残っている失敗について書いてみようと思います。

出したテンポがイメージしてたテンポと全然違った

ステージに立っていると、不慣れなうちは緊張してしまいなかなか平常心を保てない所があります。

そうすると、セッションのステージの上では慌ててしまう為に自分のイメージするテンポの確認に時間を割くことが出来ない事があります。

これは僕は今でもそうなのですが自分でイントロを弾いて演奏開始する時やミディアム〜スロウのテンポの時はそんなに起こらないのですが、エイトビートやアップテンポの曲でカウントで始める時に良く起こしてしまいます。

そして自分の中のテンポをしっかり確認しないまま慌ててカウントを出すと、ワンコーラス目の途中で「あれ、なんか遅い」と感じる事が多かったです。

そうなるとなんだか力が発揮できずに最後まで不完全燃焼で終わっちゃったりします。

テンポ出しって大切だとわかってはいても、こういう失敗をすると身をもってその大切さを教われます。

その場の勢いだけで自分のイメージするテンポを確認しないまま適当にテンポを出してしまうと今でも「あれ?」となってしまいます

どんなにいっぱいいっぱいな状況でも、一呼吸置いて自分のイメージするテンポをしっかりと掴んでからテンポを出す様に心掛けています。

曲の終りがヘロヘロになってしまった

ブルースセッションでは最後のコーラスの10小節目でブレイクして終わるというのが定番の終わり方の1つとしてあります。

セッションでの曲の終わらせ方に関してはこちらで少しだけ掘り下げてご紹介していますのでよろしければご覧ください。

僕は終わり方を考えずになんとなく10小節目でブレイクして終われるかなと思って始めて、上手く終わらなかった事があります。

それは僕が歌うメロディはコーラス10小節目のブレイクには合わないものだった為、せっかくブレイクしたのに歌の最大の見せ場で歌がフガフガっとなってしまい終わり方もヘロヘロになってしまった事がありました。

少し工夫すれば終わらせられるのですが、その時僕は「どんなメロディでも10小節目でブレイクすれば終わらせられる」と漠然と考えていました。

曲の終わり方はとても重要で、もしそこまでが完璧であったとしても終わらせ方がヘロヘロっとしてしまうと全てが台無しです。

とは言えこれは歌ってる本人にしか責任は無く、途中で素晴らしいソロやグルーヴをとってくれたメンバーの皆さんには責任はありません。

終わりまでが良ければ良いほどヘロヘロっと終わってしまった時のダメージは大きいです。

普通に終われるだろうなと思ってみたものの、「普通に」という考え方はとても抽象的で良くないものなんだなという事を知りました。

これは、セッションのとても良い所だと思います。

ライブの本番では無いので失敗しても自分しか被害は無く、しかも受けた痛さが大きければ大きいほど次に活かせる為その効果は絶大です。

次までに対策をとらねば!と強く思えます。

これからボーカルでブルースセッションに参加してみようかなとお考えの方は、曲の終わり方は自分の中では明確にイメージを描けてからセッションに望めると安心だと思います。

また逆に、エンディングは「挽回」のチャンスでもあります。

あんまりぱっとしないまま曲が進んでしまい不完全燃焼のままエンディングまで来てしまう事もありますが、最後がバシッと決まるとそれだけで「あり」になったりもします。

最後まで諦めず、「終わりよければ全て良し」の精神で最後だけでもしっかり決める為にも僕は終わり方のイメージを持ってから演奏を始める様に心掛けています。

B♭の音源の曲をぶっつけ本番でAで歌って、しっかり歌えなかった

キーが半音下がるくらいなら練習しなくても対応できる気がしていたので、B♭で練習していたものをぶっつけ本番でAで歌ってみた事があります。

しかし僕はそんなに歌が上手くないので、この時自分の歌とバンドの演奏が自分にとってなんともしっくりこないまま最後まで行ってしまった事がありました。

音感の良い方なら何も困らずに歌えると思うのですが、キーが半音ずれているだけでも「なんか変だな」という気持ちで歌っていました。

何か引っかかるものがあるままの演奏というのはどうしても気持ちが入りません。

そして何かに気をとられて演奏されるブルースは、とってもつまらない音楽です。

でも歌ってる僕は必至で歌っているので、細かい事ですしあんまり気付かれないと思います。

ガス欠を気にしながら高速道路を走っているような感覚でしょうか、僕が書きたい事は運転者と後部座席に乗ってる人とでは気にしてる所がまったく違うという事です。

ブルースの12小節って本当に不思議で、同じ12小節のはずなのに「ここまで変貌するのか」というほど演奏する人によって全く違う音楽になります。

例えばポップスなどではミストーンを鳴らさずにコード進行の通りに弾いていれば心が入ってなくてもきちんと弾いていれば「聴ける」音楽になりますが、ブルースにはコード進行的な目新しさは皆無です。

この進行だけ聞いていて楽しいと感じる人は少数派ではないかなと思います。

シーケンサーなどで聞こえるブルースのバッキングなども「古い」とか「つまらない」という印象を持たれる人が多いと思います。

ですのでブルースの12小節には、どうしても「気持ち」が必要になります。

演奏技術や歌唱力は当然音楽なので上手い下手というのはあると思うのですが、ブルースほどそんな事よりも気持ちが問われる音楽って無いんじゃないかと思います。

これ、なんか大袈裟に聞こえると思いますがブルースセッションやブルースのライブなどに足を運ばれた事があればきっと大袈裟ではないと思ってもらえるとおもいます。

しかし、とはいえブルースは音楽です。

気持ちが入る為には最低限の水準は超えなければならないものがあると思います。

それはチューニングであったりリズムであったりです。

自分が心を込めて一心に歌えているのであれば良いのですが、自分が不安や疑問に感じられるのであればしっかり歌える様に準備するべきなんだなと思います。

 

ベストなキーかどうかは失敗してみてはじめてわかる事だと思います。

部屋で声を抑えて歌ってみるのとセッションなどでマイクを通して大声で歌うのとでは全然違ってきます。

そしてこれはバンドメンバーに迷惑をかける項目ではありません、しっくりこないのは自分だけです。

ここも、ブルースセッションのとても良い所の1つだと思います。

楽器はやらないけど歌いたいという方であれば、ある曲での自分のキーが見つかるまでセッションで失敗しまくっても全く問題ありません。(と思っています)

長くブルースセッションに参加していて色々な方とご一緒させて頂いて思うのは、成功を目指して一生懸命に取り組んでいればそれは伝わってきます。

その結果の失敗は、めちゃくちゃありだと思っています。

その逆もまたしかりだとも思います。

楽しくご一緒してもらう為にも、これからも出来る準備なども一生懸命取り組んでみようと思っています。

ソロをまだとっていない人がいたまま曲を終わらせてしまった

これはとても重要です。

自分が歌う事とギターを弾く事でいっぱいいっぱいになってしまった事により、僕は過去に2回ソロを振りそびれてしまったことがあります(覚えている限り…)

ギターも弾いて歌も歌うとなると、やる事が盛りだくさんで視野が狭くなって慣れるまでは常にテンパっている状態になります。

しかしブルースセッションでボーカルをとる事は、自分が歌う事やギターを弾く事以上にバンドを仕切る事が大切だったりします。

他の方も自分と同じ思いでセッションに参加しています。

毎週ブルースセッションに参加している人は色々な方がいらっしゃいます。

中にはブルースセッションへの参加が皆勤のお店が複数あるような常連の方もいらっしゃれば、はじめて参加してみたという方もいらっしゃいます。

万が一ブルースセッションにはじめて参加された方が、僕の仕切りのせいでソロをとる機会が無くなったりしたらそれはもう大事件です。

他の方にとっての貴重な機会を自分の仕切りのせいで奪ってしまう事は絶対に避けなければなりません。

終わってから気が付いた時は当然ダッシュでその方の元へ行き、お詫びしに行きます。

僕はその2回の失敗の際、幸いにもお詫びをお伝えしたところ

よくあるよ、わはは

と言っていただけて、僕が歌い慣れていない事もよくご存知の方でしたので惨事にならずに済んだことがありました。

ですので文句を言われたりした事は無かったのですが、当たり前の事なのですが僕は歌を歌うときにメンバー全員にソロをふる事をきちんとこなす事は最重要項目になっています。

最後のコーラスの詩を途中のコーラスで歌ってしまった

これもキー半音下げの話と同様で誰にも迷惑をかけなくて済む事ですが、歌詞の歌い間違いは残りのコーラスでの歌や演奏には気持ちの面で響いてしまいます。

が、これは「間違えたー!」という気持ちを歌やギターに乗せて全力で挽回(ごまかし)しなきゃと思う事で、「なんとかしなきゃ!」という意味においてはセッションの本質的な面でもあるのかなとも思ったりします。

ある種のブーストがかかる面もあるので悪い事ばかりじゃない気もしています。

でも間違えると、なんだか曲を知っている人に

あちゃ~最終コーラスを先に歌っちゃってるよ、わはは

と思われる気がして恥ずかしいです。

実際にはそこまでしっかり聞いている人はほとんどいないとは思いますが、やっぱりちゃんと歌い切りたいという気持ちになります。

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まとめ

僕の失敗体験がこれからブルースセッションで歌ってみようという方の参考になったらいいなと思ってこの記事を作ってみました。

今まで沢山失敗して恥ずかしい思いをしてきてきっとこれからも経験していくと思います。

しかし今の時点の経験だけでもやってよかったと思えます。

ブルースセッションで歌わないのは本当に勿体ないと思います。

この記事を読んでいてブルースセッションにこれから参加してみようかなと思っている方や、今すでにブルースセッションに足を運んでいてまだ歌っていない方がいらっしゃいましたら是非一度歌う事を検討して頂けたらと思います。

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他のブルースの紹介ページのご案内

ブルースセッションについてと、ブルースセッションで扱われる定番曲について、より詳しく書いてみました。

ご関心がありましたら是非こちらのページもチェックして頂けたらと思います。

定番曲についてはすこしずつ書き足して行こうと思っていますので、ご要望やご指摘等ありましたらお気軽にコメント頂けたらと思います。

ブルースセッション はじめて参加する時に知っておきたい事





ブルースセッション定番曲紹介

キメや仕掛けがある曲

ブルース12小節からコード進行が少し変わる曲

他ジャンルから稀に歌われる曲

 

 

 

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